【これからの見通し】大晦日、明日の新年休みや週末を控えて動きにくい展開 本日は大晦日の取引。東京市場が休場となったほか、欧州ではドイツ市場が休場、英欧市場は多くが短縮取引となる。米国では債券市場が短縮取引となる予定。そして、明日が元日、ニューイヤーデーのため世界的な休場となる。金曜日の1月2日を経て、再び週末が控えている。本格的な取引は1月5日からとなり、今週は取引しにくい展開が続くこととなる。 その中で、アジア時間では中国の製造業PMIが50.1と8カ月ぶりに50を上回った。非製造業も50.2と再び景気拡大圏を回復。S&P Global/RatingDog製造業PMIも50.1と景気拡大圏にとどまった。ただ、アジア市場の株相場は調整に押され気味となっており、原油や金・銀相場の調整地合いを受けた動きとなっているようだ。 為替市場では、ドル相場が底堅い動きを維持している。ドル円は156円台後半へと小幅上昇、ユーロドルは1.17台前半、ポンドドルは1.34台半ばへと小安く推移している。ただ、米債利回りの手掛かりに欠けるなかで、年末の調整相場の中での動きと捉えられそうだ。 この後の海外市場でも米新規失業保険申請件数が発表される程度で、目立った材料は見当たらない。来年の相場本格始動に向けて待ちの状況が続きそうだ。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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