【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における12月 23日時点の大口投機家の売り越しは384万5107枚となり、前週の397万 2932枚から縮小した。取組高合計は4980万3014枚となり、前週から239 万1856枚(4.6%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が23.5%減、債 券合計が3.0%減、為替合計が20.4%減となった。商品市場の取組高は、穀物合 計が1.3%減、エネルギー合計は1.8%減、金属合計は2.8%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式、債券で買い戻しが手じ まい売りを上回って売り越しを縮小した。為替は新規買い、買い戻しが入って買い越し (ドル売り)に転じた。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、米国がベネズエラ沖で石油タンカーを拿捕したことが支援要因になったが、 クリスマス休暇を控えて利食い売りが出た。ただ押し目は買われた。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が1223枚買い越し(前週2942枚売り越 し)、ユーロは15万9891枚買い越し(同14万4903枚買い越し)、英ポンド は4万1199枚売り越し(同4万8498枚売り越し)となった。ユーロは新規買い が新規売りを上回って買い越しを拡大した。 商品市場では、原油が米国の石油タンカー拿捕が支援要因になったが、ウクライナの ゼレンスキー大統領が和平案を示すと上げ一服となった。金は米国の石油タンカー拿捕 を受けて一段高となったのち、クリスマス休暇を控えて利食い売りが出たが、押し目は 買われた。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が6万4898枚買い越し(前週 5万4896枚買い越し)に拡大した。買い戻しが手じまい売りを上回った。ニューヨ ーク金は24万0700枚買い越し(同23万3978枚買い越し)に拡大、ニューヨ ーク・プラチナは1万9343枚買い越し(同2万3293枚買い越し)に縮小した。 金は新規買いが新規売りを上回り、プラチナは手じまい売りが買い戻しを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが6万4872枚買い越し(同1万4656枚 買い越し)に拡大、大豆は15万7779枚買い越し(同19万2890枚買い越し) に縮小した。コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は手じまい売り、新規売 りが出た。前週のコーンは、好調な輸出を受けて買い優勢となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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