日中取引開始後、原油の2026年6月限は下落。ただ、時間外取引で下げは落ち着 いている。 報道によると、イラン元大統領のロウハニ氏と、元外相でペゼシュキアン元大統領の 元副大統領だったジャヴァード・ザリフ氏が自宅で軟禁されているという。数日以内に 逮捕されるとの観測もある。 この背景は、包括的共同行動計画(JCPOA)、つまりイラン核合意である。 2015年、当時のロウハニ大統領は制裁解除と引き換えに核開発を制限することで合 意したものの、一部の制裁が解除されただけでイラン経済を十分に回復させるに至らな かった。また、核開発という国家の切り札を差し出し、イランを結果的に弱体化させた とみなされている。西側との対話を重視したこともロウハニ氏が批判される理由だ。ま た、ザリフ氏については革命防衛隊(IRGC)を「外交の妨げ」と位置づけた発言が 流出している。 ハメネイ師を中心とした保守強硬派が穏健派を切り捨てようとしているため、イラン と西側の対立拡大を警戒させる動きともいえる。ただ、イランを弱体化させ、今回の反 政府デモの原因を形成した人物を吊し上げている印象も強く、抗議デモの幕引きに利用 されているのではないか。 時間外取引でニューヨーク原油3月限は前日比0.07ドル高の59.15ドルで取 引されている。本日これまでのレンジは58.98ドルから59.18ドル。 原油6月限の予想レンジは6万0400円から6万1400円、ガソリン先限は8万 2500円から8万3500円、灯油先限は8万2500円から8万3500円。 MINKABU PRESS
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