【前週のレビュー】JPXゴムRSS3は、上海ゴムが天井圏の動きを見せていること から、調整安の可能性があるとした。 【調整安場面の可能性】 JPXゴムRSS3号の活発限月6月限は、上海高などを手掛かりに買いが先行し た。活発限月の6月限は、14日に360.2円まで上昇し、一代の高値を更新した。 その後は、やや上値が重くなっている。上海ゴムがダブルトップを形成する可能性が出 てきているうえ、産地相場は先物市場に追随していない。目先、調整色が強まる可能性 がある。6月限は350円割れには注意したい。 【産地相場は動意薄】 1月12日からの週では、JPXゴムRSS3の活発限月の6月限が一代の高値を更 新、上海ゴムの中心限月5月限が14日に1万6480元まで上昇し、昨年7月28日 に付けた一代の高値1万6550元に迫るなど、上値を模索する展開が目立った。 だが、産地相場の値動きはこれらと一線を画している。タイ南部の天然ゴム主要積出 港のソンクラのオファー価格(FOB)をみると、15日は67.78バーツが提示さ れている。年初は67.02バーツだったので、0.76バーツ上昇だが、大きな動き はみられない。1バーツが約5円であることから、円換算すれば約4円の上昇だ。この 間、JPXゴムRSS3の活発限月の6月限は、15円前後の上昇となった。 オファーの価格水準としては、昨年9月と同水準であり、昨年来の安値圏である。ま た、昨年9月のJPXゴムRSS3の6番限は320〜330円台で取引されていた。 直近のJPXゴムRSS3の上昇は、ファンダメンタルズではなく、素材高や株高など ゴムの材料以外で動いている面が大きい。産地相場が先物市場に追随しなければ、現物 を買って、先物を売る動きが強まり、JPXゴムRSS3や上海ゴムは軟化する可能性 が高いとみる。 【上海ゴムはダブルトップを形成か】 上海ゴムの中心限月5月限が、ダブルトップ形成する可能性が出てきた。5月限は昨 年末から買いが先行し、1月14日には1万6480元まで水準を引き上げた。だが、 同日の終値は1万6210元、日足は上影陽線となった。また、年初からの日足をみる と、5日から8日まで陽線が並んでいるが、いずれも上ヒゲが長く、1万6200元超 では売りが待ち構えているようだ。このまま売り圧力が強まると、昨年7月28日に付 けた一代の高値1万6550元と14日の高値1万6480元でダブルトップを形成す ることなる。 ポイントは、節目の1万5500元付近に攻防になるとみる。同水準で下げ渋り、反 発に転じれば、再度、上値を試す可能性がある。ただ、同水準をしっかり割り込むよう なら、昨年12月4日の安値1万4910元を意識した展開になりそうだ。その場合 は、JPXゴムRSS3も軟化することになるとみる。 【東京ゴム活発限月の6月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の6月限は、買いが先行した。昨年12月上旬からの値動 きを確認すると、昨年12月4日に323.2円まで下落後、ジリジリと水準を引き上 げ、同月25日には340円台に上昇した。大納会の日にそれまでの一代高値343. 6円を上抜くと、上海高を手掛かりに買いが加速し、今月14日には素材高などもあり 360.2円まで水準を引き上げた。その後は、153円付近を支持に高値圏でのもみ 合いとなっている。 買いが先行すれば、14日に付けた一代の高値360.2円が最初の関門。同水準を 上抜くと、節目の365円や370円を意識した展開になる。一方、売りが先行すれ ば、節目の350円や9日の安値347.6円、さらには一目均衡表の基準線がある 343円台が支持になる。同水準を割り込むと、節目の340円や昨年12月16日の 安値335.2円が視野に入る。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。上海ゴムの中心限月の5月限は、ダブルトップを形成する可 能性がある。下落となれば、JPXゴムRSS3も軟化することになる。 【相場予想レンジ】 1月19〜23日のJPXゴムRSS3号6月限の中心レンジ予想は345〜365 円前後。テクニカルの支持線350.0円(節目)、抵抗線は360.2円(一代の高 値)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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