穀物4品見通し=コーンは急落後の修正やブラジルの土壌水分懸念が下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
<大豆>
 シカゴ大豆3月限は昨年1月半ば以降は1060セント前後でのもちあいが続いてい
たが、今月5日、6日と大きく値を伸ばしている。
 これはトランプ米大統領が中国の今年度の米国産大豆輸入量が昨年10月末に行われ
た首脳会談において合意された1200万トンから2000万トンに増加すると、自身
が運営するSNSに投稿したことがきっかけとなっている。
 ただ、週間ベースで発表される米国の大豆輸出成約は伸び悩んでいるうえ、2月以降
はブラジルなど南半球の生産国での収穫が本格化する時期となるため、今後の米国の対
中輸出量がトランプ大統領の投稿通りの伸びを見せるか疑問も残る。
 目先は輸出増期待を手掛かりにした買いが続く可能性があるが、昨年12月初旬から
今年1月2日までの下落に対し、3分の2戻しにあたる1112.50セント超えとな
り、割安感はなくなっている。1120セント前後が上値抵抗線となってきそうだ。
 2月10日に発表される米農務省(USDA)月例需給報告で示される25/26
年度の米国の需給見通しが注目要因。
<コーン>
 シカゴコーン3月限は1月12日に大きく値を落とした後はじり高で運ばれ、5日の
シカゴ日中取引では1月12日以来となる435セント台まで値を伸ばしている。
 週間ベースで発表される輸出報告では、米国の順調なコーン輸出が確認できることは
買い支援要因ながら、1月の米農務省(USDA)月例需給報告で予想外の25/26
年度の米生産量引き上げを受けた需給緩和観測が示されたことが引き続き、弱材料だ。
 その一方でブラジル産地の土壌水分はサフリーニャコーンの生育には不十分となって
いることでブラジルのコーン生育懸念が浮上している。ブラジル産の生育懸念が下支え
要因となり、シカゴコーン3月限は430セント台を維持する展開が見込まれる。2月
10日にUSDA月例需給報告が発表されるが、今回の報告でどのような米国の需給引
き締まり見通しが示されるかが注目される。
<小豆>
 取組は依然としてゼロであり、手出し難が続いている。
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