きょうの為替市場、ドル円はNY時間に入って下げを加速しており、154円台半ばまで下げを拡大。先ほど発表の12月の米小売売上高が予想外の横ばいとなり、年末にかけて個人消費が減速していたことを示唆した。これを受けてドル安が加速している。 衆議院選での高市首相圧勝後も円安の反応が見られなかったことから、ロング勢のポジション調整が続いている。そのような中、米小売売上高の結果はロング勢の見切り売りを加速させている模様。 ここ来てドル安の流れが再燃し、ドル円の上値を圧迫。発表が延期されていた米雇用統計の公表が明日予定されており、労働市場の減速を示すのではとの見方も広がっている。その場合、後退していたFRBの早期利下げ期待が復活し、ドルは圧迫されるとの警戒もあるようだ。 トランプ政権も表向きはドル高を支持する姿勢を表明しつつも、本音では製造業に有利になることもあり、ドル安を求めるいる節も垣間見られている。 世界的な脱ドル化の動きも根底に流れている。前日は中国当局が金融機関に対し米国債とドルの保有を縮小するよう要請しているとの報道も流れていた。 ドル円は再び150円の方向が視野に入る可能性があるとの指摘も出ている。依然として20%超割高な水準にあるほか、テクニカル的にも短期的な弱気シグナルが示現しつつあるという。21日線と55日線のデットクロスが示現しそうな気配があり、買いの勢いに鈍化のサインも出ているという。 ただ、短期には下向きのサインが出ている一方、週足ベースで見れば、中期的に底堅さも示唆されており、時間軸によって方向感が分かれる状況となっているとの指摘も出ている。 日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。 10日(火) 現行付近にはなし MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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