CFTC大口投機資金動向(2/10時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における2月
10日時点の大口投機家の売り越しは445万9742枚となり、前週の470万
2158枚から縮小した。取組高合計は5148万6665枚となり、前週から2万
2158枚(0.04%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.4%増、債券
合計が0.1%増、為替合計が1.8%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.9%増、エネルギー合計は1.5%減、金属合計は3.1%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式・債券で買い戻しが手じ
まい売りを上回って売り越しを縮小した。為替は新規買いが新規売りを上回って買い越
し(ドル売り)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、中国の規制当局が米国債の保有を抑制するよう金融機関に勧告したことなど
を受けてドル安に振れた。米株式市場では、人工知能(AI)による混乱への懸念から
テクノロジー株の売りが強まった。またイラン情勢の行方も焦点である。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が1万9106枚売り越し(前週1万9222
枚売り越し)、ユーロは18万0305枚買い越し(同16万3361枚買い越し)、
英ポンドは2万5810枚売り越し(同1万3911枚売り越し)となった。ユーロは
新規買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油がイラン情勢に対する懸念が支援要因になったが、国際エネルギ
ー機関(IEA)月報で需要見通しが下方修正されたことを受けて上げ一服となった。
金はドル安やイラン情勢に対する懸念が支援要因になった。株安でリスク回避の動きが
出ると、上げ一服となったが、予想以下の米消費者物価指数(CPI)を受けて押し目
は買われた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が11万7814枚買い越し(前
週12万4565枚買い越し)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。ニューヨ
ーク金は16万0012枚買い越し(同16万5604枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは1万2084枚買い越し(同1万3106枚買い越し)に縮小した。金は手
じまい売り、新規売りが出て、プラチナは手じまい売りが買い戻しを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが1万8330枚売り越し(前週3万4698
枚売り越し)に縮小、大豆は14万6334枚買い越し(同6万4167枚買い越し)
に拡大した。コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は新規買い、買い戻しが
入った。前週のコーンは、米期末在庫の引き下げが支援要因になったが、利食い売りに
上値を抑えられた。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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