【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における2月 17日時点の大口投機家の売り越しは479万4314枚となり、前週の445万 9742枚から拡大した。取組高合計は5251万5117枚となり、前週から102 万8452枚(2.0%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.7%増、債券 合計が2.7%増、為替合計が1.4%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 1.3%増、エネルギー合計は0.6%増、金属合計は0.4%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式・債券で手じまい売り、 新規売りが出て売り越しを拡大した。為替は新規買い、買い戻しが入って買い越し(ド ル売り)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、堅調な米経済指標や、米連邦最高裁がトランプ大統領が非常事態権限に基づ いて発動した広範な関税措置を違法と判断したことを受け、米連邦準備理事会(FR B)の金利据え置き見通しが高まった。米大統領は最高裁の判断を受け記者会見を開 き、違法と判断された関税措置の一部に代わる措置として150日間にわたり全世界に 10%の追加関税を課すと表明した。また米大統領はイランとの核開発協議にいら立ち を示しており、攻撃するかどうかも焦点である。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が1万2955枚買い越し(前週1万9106 枚売り越し)、ユーロは17万4480枚買い越し(同18万0305枚買い越し)、 英ポンドは4万2404枚売り越し(同2万5810枚売り越し)となった。ユーロは 手じまい売りが買い戻しを上回って買い越しを縮小した。 商品市場では、原油がイラン情勢に対する懸念を受けて買い優勢となり、昨年8月以 来の高値67.05ドルを付けた。金はドル高が圧迫要因になったが、イラン情勢に対 する懸念を受けて押し目を買われた。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が14万1343枚買い越し(前 週11万7814枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨー ク金は15万9915枚買い越し(同16万0012枚買い越し)に縮小、ニューヨー ク・プラチナは1万2347枚買い越し(同1万2084枚買い越し)に拡大した。金 は新規売りが新規買いを上回り、プラチナは新規買いが新規売りを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが7835枚売り越し(前週1万8330枚売 り越し)に縮小、大豆は19万1791枚買い越し(同14万6334枚買い越し)に 拡大した。コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は新規買い、買い戻しが 入った。前週のコーンは、小麦安などを受けて売り優勢となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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