【前週のレビュー】JPXゴムRSS3の中心限月の7月限は、357円台の上値の 重さや、ドル円の戻りが鈍っていることを受けて、徐々に売り圧力が強まるとみた。 【調整安場面か】 JPXゴムRSS3号の活発限月7月限は、大型連休明けの上海ゴムの急騰を受けて 大幅高となった。7月限は、380.4円まで上昇し、一代の高値を付けた。ただ、フ ァンダメンタルズからの裏付けがないうえ、過熱感がある。目先は調整安場面となりそ うだ。調整のメドだが、節目の370.0円や2月17日の安値345.2円から26 日の高値380.4円までの38.2%押しとなる367.0円付近が意識される。こ れら水準を下抜くと、一目均衡表の転換線がある362円台が視野に入る。362円台 は前出の期間の半値押し水準でもあり、重要なポイントになるとみる。 【産地相場が上昇】 2月は産地価格の上昇が目立った。26日の天然ゴム主要積み出し港であるタイのソ ンクラのオファー価格は、前日比0.30バーツ高の75.74バーツとなっている。 月初は68バーツ台が提示されており、円換算で約35円上昇したことになる。タイオ ファーが引き上げられたタイミングだが、2月上旬は69バーツ台を中心に小動きとな っていたが、中旬からジリ高で推移した。上海市場が春節の大型連休の中、JPXゴム RSS3が地合いを引き締めたことを好感したようだ。また、連休明けの上海ゴムが急 騰したことにも、追随した。 産地サイドに、ファンダメンタルズからの大きな変化は見られない。ただ、シーズナ ル要因としては、ウィンタリング(落葉期=減産期)に当たることから、供給はやや制 限される。また、今年はエルニーニョ現象が発生しそうなことなど、価格が上昇すれ ば、後追いの支援材料は出てきやすい。産地相場の動きにも注意を払いたい。 【上海ゴムは調整安場面か】 大型連休明けの上海ゴムは、急伸した。大型連休前、最後の取引日となった13日、 中心限月の5月限は、前営業日比160元安の1万6390元で取引を終えた。だが、 大型連休明けの上海ゴムの24日にギャップアップとなる1万6610元で寄り付く と、同日に1万7155元まで急騰、26日には1万7390元まで上値を伸ばし、一 代の高値を更新した。ただ、この上昇に特に大きなファンダメンタルズからの変化はな い。このため、目先は、調整安となりそうだ。水準的には1万7000元前後が支持に なる。同水準を割り込むと、一目均衡表の転換線がある1万6700元付近を目指そ う。ただ、同市場は投機的な色彩が非常に強いので、押し目を拾われる可能性は十分に あるとみる。 【東京ゴム活発限月の7月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の7月限は、買いが先行した。2月に入ってからの値動き を確認すると、2日に334.6円まで下落したが、同水準で支持されると戻り歩調と なり、10日には357.0円まで上昇した。ただ、357円近辺では戻り売りを浴 び、12日に345.1円まで軟化した。その後、345〜349円台でのもみ合いと なったが、19日にドル・円が155円台前半の円安に振れると357.0円まで一時 水準を引き上げた。24日に大型連休明けの上海ゴムが急伸すると、大幅高となり36 8.6円まで上伸。26日には380.4円まで上値を伸ばした。21日は調整安とな り371円台まで軟化する場面があった。 買いが先行すれば、2月26日に付けた一代の高値380.4円が最初の関門。高値 更新となれば、節目の385.0円や390.0円を意識した展開になる。一方、軟化 するようなら、節目の370円付近が支持になる。同水準を割り込むと、一目均衡表の 転換線がある362円台や基準線がある357円台を意識した展開になる。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。大型連休中明けの上海ゴムは急騰した。ファンダメンタルズ から裏付けはないが、上海市場は投機的色彩の強い市場だけに、さらに上値を試す可能 性がある。その場合は、JPXゴムRSS3も一段高となろう。 【相場予想レンジ】 3月2〜6日のJPXゴムRSS3号7月限の中心レンジ予想は340〜365円前 後。テクニカルの支持線362.8円(転換線)、抵抗線は380.4円(一代の高 値)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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