CFTC大口投機資金動向(2/24時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における2月
24日時点の大口投機家の売り越しは457万8369枚となり、前週の479万
4314枚から縮小した。取組高合計は5290万3903枚となり、前週から38万
8786枚(0.7%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.2%増、債券
合計が1.5%増、為替合計が0.5%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
4.1%減、エネルギー合計は0.3%増、金属合計は0.2%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で手じまい売り、新規売
りが出て売り越しを拡大、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小した。
為替は手じまい売り、新規売りが出て買い越し(ドル売り)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、トランプ関税の不透明感やイラン情勢に対する懸念、人工知能(AI)脅威
論を受けて株安に振れる一方、貴金属や原油が上昇した。米国とイランの核開発協議は
継続されることで合意したが、トランプ米大統領はイランに満足していないとした。イ
スラエルと米国はイランを空爆し、イランの最高指導者ハメネイ師が死亡した。イラン
の政治家アリ・ラリジャニ氏は、臨時指導部を設置すると表明しており、イランの行方
を確認したい。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が1万1539枚買い越し(前週1万2955
枚買い越し)、ユーロは15万6856枚買い越し(同17万4480枚買い越し)、
英ポンドは5万7072枚売り越し(同4万2404枚売り越し)となった。ユーロは
手じまい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油が米国とイランの核開発協議を控えて上げ一服となったが、米国
のイラン攻撃の可能性が意識されると押し目を買われ、昨年8月以来の高値67.83
ドルを付けた。金はトランプ関税の不透明感やイラン情勢に対する懸念を受けて買い優
勢となり、1月30日以来の高値5264.81ドルを付けた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が17万2712枚買い越し(前
週14万1343枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨー
ク金は15万9177枚(同15万9915枚買い越し)に縮小、ニューヨーク・プラ
チナは1万3240枚買い越し(同1万2347枚買い越し)に拡大した。金は手じま
い売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規買い、買い戻しが入った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが8828枚買い越し(前週7835枚売り越
し)に転じ、大豆は21万0272枚買い越し(同19万1791枚買い越し)に拡大
した。コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は新規買い、買い戻しが入っ
た。前週のコーンは、大口成約や小麦急伸を受けて買い優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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