貴金属は、金が続落して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の下落を受けて 売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて 堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は7.76ドル安の 5140.37ドル、銀が105セント安の8352セント、プラチナが17.80ド ル高の2156.90ドル、パラジウムは26.24ドル安の1664.50ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.03/05円で、前営業日の 大引け時点から0.38円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が2万7150円前後、銀は420.0円前後、プラチナ は1万0700円前後、パラジウムは8500円前後。 【NY金は安値拾いの買いも上げ一服】 金はきのうの海外市場では、イラン戦争の不透明感が残るなか、安値拾いの買いが入 ったが、堅調な米経済指標を受けて上げ一服となった。 金は安値拾いの買いが入ったが、堅調な米経済指標を受けて上げ一服となった。米紙 ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、米国とイスラエルの軍事攻撃を受け、イラン情 報省の工作員が米中央情報局(CIA)に対し停戦に向けた対話の用意があるとシグナ ルを送っていたと報じた。イランはこの報道を否定した。 2月のADP全米雇用報告では、民間雇用者数が6万3000人増加し、過去7カ月 で最大の増加となった。2月の米ISM非製造業総合指数は56.1となり、1月の 53.8から上昇した。堅調な需要を背景に、2022年7月以来3年半ぶりの高水準 に急上昇した。米地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、米国の経済活動は 12地区のうち7地区で小幅から緩やかなペースで拡大した。 銀はきのうの海外市場では、金堅調が支援要因になったが、堅調な米経済指標を受け て上げ一服となった。 【プラチナは金堅調も上げ一服】 プラチナはきのうの海外市場では、金堅調が支援要因になったが、堅調な米経済指標 を受けて上げ一服となった。 プラチナはイラン戦争の不透明感が残るなか、金堅調が支援要因になった。堅調な米 経済指標を受けて上げ一服となったが、株高に振れたことが下支えになった。 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によ ると、第4四半期の投資需要は予想以上に強く、2025年のプラチナの供給不足は3 4トンに増加した。2025年の総需要は非常に旺盛な投資需要と宝飾品需要の伸びに 牽引され、前年比2トン増の258トンとなり、過去9年間で最高の水準に達した。総 供給量は3トン減の224トンとなった。2026年は概ね均衡すると予想されたが、 現在では7トンの供給不足となり、4年連続で不足すると予想された。トレヴァー・レ イモンドCEOは、「市場の逼迫は継続する可能性が高く、投資家は引き続きプラチナ に関心を寄せ、年間を通じて地金・コイン、ETFの需要がさらに下支えされる」と述 べた。 <今日の予定> ・ユーロ圏小売売上高 2026年1月(EUROSTAT) ・米新規失業保険申請件数(労働省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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