[今夜の視点]海外原油=続伸へ、まずはインドで需給がひっ迫か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比3.21ドル高の77.87ドルで推
移。本日これまでのレンジは75.56〜77.94ドル。
 今晩の海外原油は続伸か。石油輸出の要所であるホルムズ海峡の封鎖が相場をさらに
押し上げるだろう。イラン戦争が始まってから1週間近くが経過し、世界第3位の石油
消費国であるインドへのタンカー到着が減少しつつあると思われる。インドの輸入量は
日量450万バレル規模でこの約半分を中東に依存しており、早急に代替先を見つけな
ければならない。ロシア産原油を950万バレル規模積載したタンカーがインドに向か
うとの報道はあるが、インドの需要の大きさからすればすぐに消費されてしまう。
 戦争が終わりホルムズ海峡の通過が正常化しなければ、その他の消費国もインドと同
様の事態に陥るが、中東の供給を代替できる産油国は存在しない。米軍の熾烈な攻撃を
イランが耐え続けると需給がひっ迫することはほぼ確実で、消費国が悲鳴を上げるまで
原油高が続くだろう。
 また、ニューヨーク原油4月限の最終取引日は今月20日で、まだ期間があるもの
の、現物を手当できない空売り投機筋などが早々に撤退する展開も想定しておくべき
か。米軍やイスラエルの大規模攻撃でイラン戦争の短期終結が期待されていたとする
と、長期化見通しから変動率が再び高まる可能性がある。
<今夜の予定>
◆ 香港 ◆
【経済】17:30 小売売上高 2026年1月(香港統計局)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 サービス業購買担当者景況指数 2026年2月確報(Markit)
【経済】18:00 購買担当者総合景況指数 2026年2月確報(Markit)
【経済】19:00 雇用統計 2026年1月(EUROSTAT)
【経済】19:00 生産者物価指数 2026年1月(EUROSTAT)
◆ スイス ◆
【経済】16:30 消費者物価指数 2026年2月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】22:15 雇用統計 2026年2月(ADP)
【経済】3/5 00:00 非製造業景況指数 2026年2月(ISM)
【経済】3/5 04:00 地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB)
【工業】3/5 00:30 週間石油統計(EIA)
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