きょうのNY為替市場、引き続き中東情勢と原油にらみの中、ドル高が優勢となっており、ドル円は158円台半ばでの推移となっている。英海軍が、ホルムズ海峡とペルシャ湾で3隻の船舶が攻撃を受けたと発表したことに敏感に反応している模様。 ただ、ドル円は方向感を掴めず、158円台に入ると売り圧力も出て160円に向かって駆け上がる気配までは出ていないが、155円に向かって下押す気配もない状況。前日のNY市場は、米海軍とホルムズ海峡のタンカー巡るニュースに翻弄していたが、この手の状況は今後も続く可能性はありそうだ。 また、主要国が石油備蓄の協調放出に動いており、国際エネルギー機関(IEA)は過去最大規模の3-4億バレルの放出を提案した模様。日本は単独でも16日に放出を実施すると伝わっていた。一連の動きは原油相場の落ち着きに一定の効果を与えている可能性はあるものの、市場は協調放出実施の方向ですでに織り込んでいる面はありそうだ。 先ほど2月の米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、予想範囲内でインフレの落ち着きを示す内容ではあった。ただ、為替市場はその後にドル高が強まっている。イラン攻撃前のデータでもあることから、市場の注目度もまちまちだったが、ひとまず材料を通過したことで再度ドル買いに動いているのかもしれない。 いまは経済のファンダメンタルズ以上に地政学リスクに市場の焦点が集中しており、引き続きホルムズ海峡の動静次第の面が強い。トランプ大統領をはじめとした要人発言に引き続き振り回されそうだ。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。 11日(水) 現行付近にはなし MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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