日中取引開始後、原油の2026年8月限は上昇。8万5790円まで上げて夜間取 引の高値をやや上回った後、やや押し戻されている。 イラン戦争が始まってから2週間が経過するものの、ホルムズ海峡は封鎖されたまま である。原油相場に直接的な影響が現れているなか、主要国の株式市場は重くなってい るうえ、インフレに弱い長期・超長期債には売りが強まっている。安全資産として買わ れることのなくなった米国債は順調に下落し、戦費の拡大見通しから下げが強まる可能 性が高い。 イランが望むような経済攻撃が実現しつつあるものの、トランプ米大統領はまだ耐え ている。中東勢が米国から資金を引き上げているとの観測はあるが、米国のダメージは まだ限定的である。ただ、農業大国の米国ではまもなく作付けが始まる。ガソリンの需 要期も始まる。米国内からの突き上げが強まりつつ、金融市場で悪い連鎖反応が始まる と雰囲気がまた変わってくるのではないか。支持率低下がとまらないトランプ米大統領 にとって株高基調の維持は生命線である。 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.50ドル安の95.23ドルで取 引されている。本日これまでのレンジは95.00ドルから98.09ドル。 原油8月限の予想レンジは8万3700円から8万4700円、ガソリン先限は12 万5000円から13万5000円、灯油先限は12万0000円から14万0000 円 MINKABU PRESS
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