<大豆> シカゴ大豆5月限は3月に入り値位置を切り上げる動きが続き、12日に1238. 75セントの高値まで浮上。その後、急落となったが、1150セントが支持線として 意識され、下値堅く推移している。 3月末に予定されていた米中首脳会談がトランプ米大統領の要請により5週間程度、 延期される見通しとなったことは中国による米国産大豆輸入量の増加期待を後退させる 要因となっている。一方で、イラン情勢の悪化とイランによるホルムズ海峡の実質的な 封鎖により肥料の輸送が滞っている。今春の米国産大豆の作付けを控えるなかでの肥料 供給引き締まり懸念を高めている。供給引き締まりによる肥料価格の上昇と原油の高騰 により生産コストの上昇が見込まれることが、大豆価格を支える要因になっている。 中国からの需要増期待の後退に上値を抑制されながらも、生産コストの上昇見通しが 買い支援要因。31日に作付け意向面積の発表を控え、動きにくく1140〜1200 セントでの往来相場となる可能性が高い。 <コーン> シカゴコーン5月限は今月9日に476セントまで値位置を切り上げた後に値を落と したが、その後も450セントが支持線として意識される底堅い動きを継続している。 2月28日に開始された米国によるイラン攻撃以降、紛争が近隣の湾岸諸国を巻き込 みながら悪化しているうえ、現時点では着地点の見通しがつかないことが懸念されてい る。特に、イランによるホルムズ海峡の実質的な封鎖により、石油タンカーのみならず 肥料を積載した船舶の航行が滞っていることで原油、肥料価格の高騰が促されているこ とが生産コスト高を促すと見られることが、コーン市場の下支え要因になっている。 また、この生産コスト高観測に加え、米産地の乾燥傾向を受けてシカゴ小麦が堅調と なっていることもシカゴコーンの買い支援要因になっている。これらの買い支援要因に 支えられるなか、引き続き450セントを支持線にして下値堅く推移すると予想。 今春の米コーン作付面積は米国によるイラン攻撃前の時点で縮小が予想されていた が、生産コスト高がさらなる縮小を促す可能性があることにも注意しておきたい。米農 務省(USDA)は31日に今年の米国産コーンの作付け意向面積を発表する。 MINKABU PRESS
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