株価指数先物【引け後】 -1σを支持線に75日線水準での攻防

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 53220 -260 (-0.48%)
TOPIX先物 3616.5 -4.0 (-0.11%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比260円安の5万3220円で取引を終了。寄り付きは5万3390円と、シカゴ日経平均先物(5万3640円)にサヤ寄せすることなく売りが先行した。直後につけた5万3250円を安値に上へのバイアスが強まり、前場中盤にかけて5万3920円まで上げ幅を広げる場面もみられた。買い一巡後は5万3700円~5万3900円辺りの高値圏で保ち合いを継続。しかし、前場終盤にかけてレンジを下抜けると、一気に5万3100円辺りまで売られる展開になった。

 ランチタイムで買い戻され、後場の取引開始時には5万3500円まで回復。その後は5万3250円~5万3350円処のレンジで推移していたが下へのバイアスが強まり、5万2910円まで下落幅を広げた。ただ、終盤にショートカバーが入り、5万3220円に下げ幅を縮めて終えた。

 日経225先物は、米国とイランの停戦交渉の先行き不透明感からショートが先行する形となった。前場中盤にかけて切り返したものの、5万4000円接近で上値の重さが意識されるなか、NYダウ先物、ナスダック100先物の下げがロング解消を誘ったようである。

 またトランプ米大統領が、原油相場が1バレル=200ドルに到達した場合の影響を分析していると報じられた。イラン戦争の長期化の可能性を視野に入れた評価の一環であり、予測ではないと説明しているようだが、ショートを仕掛けるトリガーになった。

 これにより支持線として意識されていた75日移動平均線(5万3220円)を割り込んできたことも、ショートを強めたようである。ただし、ボリンジャーバンドの-1σ(5万2900円)まで下げた後は75日線水準で攻防をみせており、終盤にかけてショートカバーに向かわせた形だろう。

 引き続き-1σと75日線辺りを支持線とした押し目狙いのロング対応となりそうだ。ただ、75日線は緩やかながら上向きだが、バンドは下向きでの推移となる。75日線が抵抗に変わるようだと、-1σと‐2σ(5万0630円)とのゾーンに移行する可能性もあるため、押し目狙いのロングを慎重にさせるだろう。

 一方で、75日線が支持線として機能するようだと、13週線(5万4140円)と25日線(5万4900円)とのレンジになりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.71倍に低下した。一時14.82倍まで上昇する場面もみられたが、-1σ(14.78倍)に上値を抑えられる形になり、-2σ(14.67倍)とのレンジ内での推移が続いた。下向きのトレンドによりNTショートに振れやすいものの、引き続きスプレッドは狙いにくい状況である。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万2001枚、ソシエテジェネラル証券が6928枚、バークレイズ証券が6186枚、サスケハナ・ホンコンが2800枚、ゴールドマン証券が2000枚、モルガンMUFG証券が1383枚、JPモルガン証券が1155枚、野村証券が959枚、ビーオブエー証券が952枚、SBI証券が943枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が2万0690枚、ABNクリアリン証券が1万6680枚、バークレイズ証券が1万4054枚、モルガンMUFG証券が6868枚、JPモルガン証券が6747枚、ゴールドマン証券が5915枚、ビーオブエー証券が2916枚、サスケハナ・ホンコンが2106枚、野村証券が1716枚、シティグループ証券が1276枚だった。

株探ニュース

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