NY原油市況=急反発、米大統領の演説で停戦期待が消失

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/05     98.92       113.97      97.50       111.54       +11.42
  2026/06     90.15       98.49       88.70       98.04        + 7.16
  2026/07     83.50       89.88       82.55       89.39        + 5.18
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              1,078,700             2,012,865    ( + 6,811)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/05     436.11    +30.43
                            2026/06     397.61    +26.09
         改質ガソリン       2026/05     328.80    +19.66
                            2026/06     313.19    +17.51
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近2限月は急反発。期近2限月の前日比は7.16〜
11.42ドル高。その他の限月は0.57〜5.18ドル高。
 トランプ米大統領が演説で「イランでの任務の完了が目前に迫っている」との認識を
示した一方、「今後2週間〜3週間でイランに極めて厳しい打撃を与える」、「イラン
を石器時代に戻す」などと述べたことが買い手掛かり。イラン戦争の終結が期待されて
いたが、演説の内容は期待はずれだった。米国はイランのカラジ近郊にあるイラン最大
級の橋を破壊し、トランプ米大統領はイランに取引をするよう迫っているが、イラン革
命防衛隊(IRGC)は中東各地の橋を狙った反撃を警告するなど、イラン戦争の終わ
りは見えていない。
 イランのガリババディ外務次官によると、イランはオマーンと共同でホルムズ海峡の
航行を監視するためのプロトコルを策定している。イランのIRNA通信が報道した。
同外務次官は「これらの措置は制限ではなく、安全な通航を確保し、航行船舶により良
いサービスを提供することを目的とする」と述べた。
 アラブ首長国連邦(UAE)やサウジアラビアの原油を積載したDHALKUTや
HABRUTや、SOHAR LNGがホルムズ海峡の通過を試みているとの報道があ
る。この3隻はイランが策定した安全回廊ではない航路を航行したもよう。
 時間外取引で5月限は急騰。通常取引開始にかけて113.97ドルまで上昇し、中
心限月として3月9日以来の高値を更新。通常取引開始後に106.62ドルまで急速
に押し戻されたが、騰勢は強く110ドルの節目を上回って引けた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は大幅反発。原油相場に連動した。
今日の材料
・ヘグセス米国防長官、陸軍参謀総長ランディ・ジョージ将軍に辞任と即時退職を要求
=米CBS
・トランプ米大統領は2027年に戦争経済への転換を希望=ブルームバーグ
・トランプ米大統領は軍事費の大幅な増加と医療支出削減を目指す=同上
・中東のオラクルやアマゾンのデータセンターを攻撃へ=IRGC
・オーストリア、米軍による領空利用を拒否=AFP
・イランと正常な関係を樹立し、全ての安全保障問題を透明性をもって解決することを
望む=湾岸協力会議事務総長
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