トランプ米大統領の演説を受けて、金相場は売り優勢の展開になった。イラン停戦に 向けての前進で、原油安、米金利低下、ドル安が想定されていたが、結果は正反対だっ た。なぜ停戦を目指すこのタイミングで、イランを挑発して緊張感を高めるような演説 を行ったのか、合理性が見当たらないだけに困惑が広がっている。イランとの徹底的な 戦闘を目指すわけでもなく、2〜3週間と期限を区切ったことからは、イランからの撤 退を見据える姿勢は変わっていないことが窺える。原油相場も急伸するのは期近限月だ けになっているため、金相場が改めて値を崩していく見通しにもないが、まだイラン戦 争のショック消化は平たんな道筋ではないことが再確認されている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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