トランプ米大統領の演説を受けて、原油相場は急伸した。終値ベースだと、イラン戦 争勃発後の最高値を更新している。今回の演説では、マーケットでは勝利宣言から停戦 への道筋を示す展開が想定されていた。しかし実際には、向こう2〜3週間にわたって 激しい攻撃を行う方針を示し、イランから徹底抗戦の姿勢を引き出す最悪の結果になっ ている。ここ数週間の停戦に向けた取り組みを強める姿勢と整合性が取れず、どのよう な目的であえて紛争激化を招くような発言を行ったのか、理解が難しい状況にある。 一方、今回急伸したのは期近限月が中心であり、期先限月では冷静さも目立った。 5月限は前日比で11.42ドル高となったが、10月限以降の上昇幅は1ドルを下回 っている。中期的な原油価格鎮静化の見通しを維持しつつ、短期的な供給ショックを警 戒する地合が続いている。期間の違いで、需給見通しも大きく異なる状況になってい る。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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