穀物4品見通し=コーンは底堅く推移か、米中西部産地の天候に注意

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
<大豆>
 シカゴ大豆5月限は1160〜1180セントを中心としたもちあいが続いている。
3月末に発表された米農務省(USDA)の作付意向面積は事前予想を下回るとはい
え、前年を上回るものであり、26〜27年度の生産量増加が見込まれる。
 その一方で5月半ばには米中首脳会談が予定されていることや、ホルムズ海峡封鎖の
影響による肥料や原油価格の高騰が下支え要因。作付開始を控えるなか、米産地の天候
や中東情勢への意識が高まり模様眺めの雰囲気が強まると予想されるため、当面は同値
圏でのもちあいが予想されるが、産地の天気や中東情勢次第では上下に離れる可能性が
ある点に注意しておきたい。米国産大豆の作付けはコーンより遅れて始まる。コーンの
作付けが長雨などの悪天候で極端に遅れると、大豆の作付け面積が増える可能性があ
る。米中西部産地の天候には注意したい。
<コーン>
 シカゴコーン5月限は3月9日に476セントの目先の高値を付けた後、しばらく
460セントを支持線として高下する場面が多く見られていたが、3月末以降、軟化に
転じて1日には448.50セントまで下落し、3月10日以来の安値をつける場面が
あった。
 3月末に発表された米農務省(USDA)作付意向面積では26/27年度のコーン
作付意向面積は昨年度を下回りながらも事前予想を上回ったことで、需給引き締まり懸
念が和らいでいる。
 米産地での作付けはが始まる時期になった。本格的に作付けが始まるのは4月中旬以
降。例年、4月に入った後、産地の天気に一喜一憂する傾向が見られる。
 作付意向面積の弱気な内容は4月上旬の下落で既に織り込んだと見られるため、ここ
からの下げ余地は限られ、下値は限ら、底堅く推移か。中東情勢や米産地の天気次第で
は乱高下する場面が出てくる可能性を想定しておきたい。
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