CFTC大口投機資金動向(3/31時点):金・原油買いは縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における3月
31日時点の大口投機家の売り越しは347万5118枚となり、前週の300万
9763枚から拡大した。取組高合計は4879万2794枚となり、前週から10万
8381枚(0.2%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が3.5%増、債券
合計が1.0%減、為替合計が4.7%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.7%増、エネルギー合計は0.2%減、金属合計は5.2%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い、買い戻しが
入って売り越しを縮小、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。為
替は新規売りが新規買いを上回って売り越し(ドル買い)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、イラン戦争の終結期待が高まったが、米大統領の演説を受けて終結期待が後
退した。イランはホルムズ海峡の船舶の航行を監視するためにオマーンと協定案を策定
しているとし、ホルムズ海峡の開放期待が出た。またイランが米企業を標的にしたのに
対し、米大統領はイランの橋を攻撃し、次は発電所と警告した。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が7万2872枚売り越し(前週6万2806
枚売り越し)、ユーロは507枚買い越し(同9279枚買い越し)、英ポンドは5万
2665枚売り越し(同5万8422枚売り越し)となった。ユーロは新規売りが新規
買いを上回って買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油が米大統領の演説で戦争終結期待が後退したことから押し目を買
われた。金はイラン戦争の戦争終結期待後退を受けて上げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が21万3488枚買い越し(前
週23万3620枚買い越し)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。ニューヨ
ーク金は16万3202枚買い越し(同16万8327枚買い越し)に縮小、ニューヨ
ーク・プラチナは1万6337枚買い越し(同1万6198枚買い越し)に拡大した。
金は手じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規買いが新規売りを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが33万4757枚買い越し(前週37万
5360枚買い越し)に縮小、大豆は22万7846枚買い越し(同21万5210枚
買い越し)に拡大した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は新規買い、買
い戻しが入った。前週のコーンは、米農務省(USDA)発表の作付意向で前年を下回
ったが、戻りは売られて軟調となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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