NY原油市況=続伸、イランが対話を完全に停止との報道で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/05     112.62      117.63       109.20      112.95      + 0.54
  2026/06     98.35       101.17       95.69       99.38       + 0.91
  2026/07     90.40       92.07       87.70       90.85        + 0.61
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              675,611             1,998,015    ( - 24,192)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/05     447.74    +14.90
                            2026/06     409.71    +12.69
         改質ガソリン       2026/05     330.52    - 0.30
                            2026/06     316.70    + 0.79
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク原油の期近2限月は続伸。期近2限月の前日比は0.54〜0.91ド
ル高。その他の限月は0.61〜1.35ドル高。
 トランプ米大統領がイランに対して現地時間の7日午後8時(日本時間8日午前
9時)までにホルムズ海峡を開放しなければ、発電所や橋を攻撃すると警告するなか、
鉄道や橋、空港、石油化学工場や電力網への攻撃が強まったことから緊迫感が強まっ
た。また、イランの石油輸出の要所であるカーグ島の地下防空壕、レーダー基地、弾薬
庫を狙った攻撃も行われた。トランプ米大統領は言葉だけでなく、軍事力をもってイラ
ンに合意を迫っている。
 テヘラン・タイムズによると、イランは脅迫を繰り返す米国とのすべての対話チャン
ネルを停止し、メッセージ交換を取りやめるという。イラン革命防衛隊(IRGC)は
「今日まで我々は報復目標の選定において極めて大きな自制を行ってきたが、今やこれ
らの考慮事項はすべて取り除かれた」と声明を発表している。
 一方、トランプ米大統領が提示した合意期限が迫るなか、イランが妥結に近づいてい
るとの観測が相場を圧迫した。パキスタンなど仲介国が停戦に向けて根強く取り組んで
おり、妥協点を探る努力が続いている。ロイター通信が伝えたイラン高官の発言による
と、イランはパキスタンによる2週間の停戦案を積極的に検討しているという。パキス
タンは交渉が前進しているとして、米国に期限の延長を要請している。
 時間外取引で5月限は116.56ドルまで上昇した後、押し戻されると
111.28ドルまで軟化したが、通常取引序盤に向けて再び買い優勢となり、
117.63ドルまで上昇。ただ、その後は上げ幅を削り、引け後には109.20ド
ルまで下落した。
 改質ガソリンの当限は反落。ヒーティングオイルの期近は上昇。石油製品は高値圏で
売り買いが交錯している。
今日の材料
・現在米国やアラブ各国は、合意ではなく期限延長に焦点を絞っている=米WSJ
・57人の米議員がトランプ米大統領の解任に向けた米合衆国憲法修正第25条の発動
を要求
・米石油協会(API)が引け後に発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比371.9万バレル増
・ガソリン在庫は前週比400万バレル減
・留出油在庫は同60万バレル減
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比60万バレル減
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。