円売り優勢、停戦合意への疑問で原油高 ドル円159円台乗せ=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
円売り優勢、停戦合意への疑問で原油高 ドル円159円台乗せ=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円売りが優勢。昨日は米国とイランが一時停戦合意を発表し、市場はこれを歓迎した。しかし、現実にはホルムズ海峡の実質封鎖状態が続き、イスラエルのヒズボラ攻撃をめぐる両サイドの認識の差が露呈している。前日に急落した原油相場は反発している。NY原油先物は足元で99ドル台へと上昇している。ロンドン時間に入るとドル円、クロス円がともに買われており、ドル円は159円台乗せ、ユーロ円は185円台後半、ポンド円は213円台前半へと高値を伸ばしている。原油高が長期化すれば、日本経済にとっては交易条件の悪化の代償として円売り圧力が働くとの見方が指摘される。米国とイランの今後の協議の進展が待たれている。このあとのNY市場ではGDP確報値、PCE価格指数、個人所得・支出、新規失業保険申請件数など一連の米経済指標が発表される。

 ドル円は159円付近での取引。東京早朝の158.49付近を安値に上昇の流れが続いている。ロンドン市場ではクロス円の上昇とともに高値を伸ばし、一時159.11付近まで買われている。NY原油先物が再び買われ、足元では99ドル付近に上昇している。欧州株や米株先物・時間外取引は反落。ドル円にとっては原油高の長期化が交易条件悪化を通じた円売り圧力となる点や、短期筋の買い戻しを誘う面などが指摘される。

 ユーロドルは1.16台後半での取引。東京午前に1.1651付近まで下押しされた後は、1.1670台まで反発するなど売買が交錯した。ロンドン時間に入るとユーロ円の上昇とともに買われ、高値を1.1679付近に更新している。ユーロ円は堅調な流れ。東京早朝の184.87付近を安値に買われ続けており、ロンドン市場では高値を185.70台へと伸ばしている。対ポンドでは目立った方向性を示していない。

 ポンドドルは1.34付近での取引。ロンドン朝方の1.3381付近を安値に、高値を1.3414付近に伸ばしている。ポンド円の上昇に連れ高となっている。ポンド円は東京早朝の212.37付近を安値に買いが継続。ロンドン時間には高値を213.20台に伸ばしてきている。ユーロポンドは0.8703から0.8712までの狭いレンジで揉み合っている。 
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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