【前週までのレビュー】米国とイランの停戦合意を受けて、原油高が一服すれば、J PXゴムRSS3は調整安場面と迎えるとした。 【調整安場面が継続】 JPXゴムRSS3号の活発限月9月限は、調整安場面となっている。9月限はイラ ン情勢の緊張を背景とした原油高を受け、7日に400.7円まで上昇し、一代の高値 を付けた。だが、日本時間の8日早朝に米トランプ大統領がイランと2週間の停戦に合 意したと発表、イラン政府もこれを認めると、8日の夜間取引で382.0円まで下落 する場面があった。その後、10日に400.0円に一時上昇したが、すぐに戻りを叩 かれると、17日午前に386円台まで下落した。 米国とイランが戦争終結に向けた動きを進めている。イスラエルとレバノンは、10 日間の停戦合意をした。中東情勢の緊張が緩和させてきた。まだ予断を許さない状況だ が、原油高を背景とした買いは一服となるだろう。米国のイラン攻撃が始まる直前の2 月27日の活発限月8月限は375円付近で取引されていた。同水準にすぐに戻すとは 考えにくいが、目先、現在の活発限月の9月限は、節目の380円付近まで軟化する可 能性があるとみる。 【中国GDPが加速】 日本時間の午前11時に中国国家統計局から発表された1−3月期の中国国内総生産 (GDP)は、前年同期比5.0%増となり、3年ぶりの低水準となった昨年10−1 2月期の4.5%増から加速した。前期比では1.3%となり、前期の1.2%をわず かに上回った。 ただ、同時に発表された年初来(1−3月)の不動産投資は、前年同期比11.2% の減少となった。内需は依然として不振であり、GDPの加速は、外需主導によるもの のようだ。 【上海9月限は一代の高値更新なるか】 上海ゴムの中心限月の9月限は、反落となった。3月20日に1万5810元まで下 落後、同水準で支持されると、反発を開始。イラン情勢の緊張もあり、4月7日に1万 7000元に上昇、8日の停戦合意にもかかわらず、10日に1万7325元まで上昇 した。だが、同水準で上値が重くなると、17日に1万6500元まで一時下落した。 9月限は、現状、1万6500〜1万7000元前後で弱もち合いとなっているが、同 レンジから下放れるようなら、3月31日の安値1万6340元や節目の1万6000 元を目指した展開になりそうだ。 一方、反発となれば、1万7000元回復が最初の関門。これに成功すれば、10日 の高値1万7325元を試そう。高値更新となれば、3月12日に付けた一代の高値1 万7430元を目指すことになる。 【東京ゴム活発限月の9月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の9月限は、調整安場面となっている。3月下旬からの値 動きを確認すると、3月24日には金市場など他商品の急落もあり、投げと見られる売 りが出て、360.8円まで下落した。だが、その後は、イラン戦争の長期化懸念に伴 うNY原油高に追随し買いが先行、3月30日からは連日の一代の高値更新場面となっ ており、7日に400.7円まで水準を引き上げた。8日に米国とイランが2週間の停 戦で合意すると、8日の夜間取引(チャート上は9日)には382.0円まで急落した が、すぐに買い拾われ、10日に400.0円まで一時戻した。ただ、買いは続かず、 17日午前には386円台に軟化している。 売りが先行すれば、3月24日の安値360.8円から4月7日の高値400.7円 までの上昇の38.2%押しとなる385円台が支持になる。同水準を割り込むと、同 期間の半値押し水準がある380円台が意識される。 一方、買いが先行すれば、7日に付けた一代の高値400.7円が最初の関門。高値 更新となれば、節目の405円や410円を意識した展開になりそうだ。 【今週の注目ポイント】 原油相場に注目したい。イラン戦争は、2週間の停戦から戦争終結に向いつつある。 実際に終結となれば、原油安から天然ゴム相場は軟調に推移する可能性がある。 【相場予想レンジ】 4月13〜17日のJPXゴムRSS3号9月限の中心レンジ予想は370〜410 円前後。テクニカルの支持線380.0円(節目)、抵抗線は400.7円(一代の高 値)。 ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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