【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における4月 14日時点の大口投機家の売り越しは393万3056枚となり、前週の375万 6432枚から拡大した。取組高合計は4881万1243枚となり、前週から30万 2533枚(0.6%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.0%増、債券 合計が0.3%増、為替合計が2.4%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 0.5%減、エネルギー合計は2.8%増、金属合計は4.2%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを 上回って売り越しを拡大、債券で手じまい売りが買い戻しを上回って売り越しを拡大し た。為替は新規買いが新規売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、米イランの停戦協議再開期待やホルムズ海峡開放を受けて原油安やドル安に 振れた。ただ週末にはイランの革命防衛隊がオマーン沖でタンカーに発砲した。トラン プ米大統領は、停戦違反と非難し、米国の条件を受け入れなければイランの橋と発電所 を破壊すると警告した。イランは拒否したが、米大統領は米代表団がパキスタンに到着 し、さらなる協議に臨むとした。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が8万3208枚売り越し(前週9万3742 枚売り越し)、ユーロは2万6018枚買い越し(同7541枚売り越し)、英ポンド は5万4724枚売り越し(同5万6354枚売り越し)となった。ユーロは新規買 い、買い戻しが入って買い越しに転じた。 商品市場では、原油が米イランの停戦協議再開期待やホルムズ海峡開放を受けて売り 優勢となった。金はドル安や原油安を受けて堅調となった。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が20万6541枚買い越し(前 週20万2153枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ ーク金は16万2526枚買い越し(同15万6305枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは2万0603枚買い越し(同1万8038枚買い越し)に拡大した。金、プ ラチナともに新規買い、買い戻しが入った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが24万8881枚買い越し(前週29万 0819枚買い越し)、大豆は20万1722枚買い越し(同20万8459枚買い越 し)に縮小した。コーン、大豆ともに手じまい売り、新規売りが出た。前週のコーン は、米イランの停戦協議再開期待や米産地の乾燥懸念を受けて買い優勢となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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