【これからの見通し】中東情勢の好転期待は続くか、ニュースに反応するアルゴ的な相場展開

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】中東情勢の好転期待は続くか、ニュースに反応するアルゴ的な相場展開

 米国とイランとの2回目の停戦協議はお流れとなった。米国がイランに対して要求した合意内容は、イランにとっては到底受け入れることのできない内容となっており、協議の場につくことすら実現しなかった。双方ともホルムズ海峡の封鎖を継続する構えだ。

 ただ、市場は悲観一色にはなっていない。調整は入るものの、株式市場は依然として底堅い。また、ドル買いの反応はみせつつも、持続性には欠けている。原油相場も然り。NY原油先物は昨日の海外市場で89ドル付近から94ドル台まで急伸したが、その後は急反落。足元では88ドル台割れとなる場面もあった。イランは米国が封鎖解除の準備ができている「兆候」受け取った(タスニム通信)との報道が東京午後に流れており、一段と原油が売られた。

 上記のように、方向感定まらない展開になっている。逐一のニュースの好悪に反応するアルゴ取引のような相場が続いている。この後の海外市場でも、経済統計や金融当局者発言よりも、中東和平関連のニュースに注意を払いたい。 

 この後の海外市場で発表される経済指標は、南ア消費者物価指数(3月)、南ア小売売上高(2月)、米MBA住宅ローン申請指数(04/11 - 04/17)、トルコ中銀政策金利(4月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)(4月)など。ドルや円相場などに対するインパクトは限定的となりそうだ。

 発言イベント関連では、ECB当局者を中心に予定が目白押し。レーン・フィンランド中銀総裁、レーンECBチーフエコノミスト、ブリーデン英中銀副総裁、コッハー・オーストリア中銀総裁、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、テデーン・スウェーデン中銀総裁、スレイペン・オランダ中銀総裁、ナーゲル・独連銀総裁、ラガルドECB総裁、ゲオルギエバIMF専務理事などの会議やイベント出席、講演が予定されている。ただ、議題はデジタルユーロや金融安定などが主題になっており、経済見通しや政策金利関係の話題には触れられない可能性もある。

 その他には独連銀月次報告の公表、米20年債入札(130億ドル)の実施、「Google Cloud Next」イベントが予定されている。また、米主要企業決算は、テスラ、IBM、AT&T、TI、サービスナウ、ボーイング、サウスウエスト航空などが注目される。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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