【前週までのレビュー】米国とイランの停戦合意を受けて、原油高が一服したため、J PXゴムRSS3は調整安場面が継続するとみた。 【再び調整安場面か】 JPXゴムRSS3号の活発限月9月限は、戻りを試す場面となっている。9月限は イラン情勢の緊張を背景とした原油高を受け、7日に400.7円まで上昇し、一代の 高値を付けた。だが、日本時間の8日早朝に米トランプ大統領がイランと2週間の停戦 に合意したと発表、イラン政府もこれを認めると、軟調な展開となり、17日に386 円台まで下落した。ただ、同水準で支持とされると、戻り歩調となり、400円付近に 戻している。 米国とイランが戦争終結に向けた動きが停滞している。米株が堅調なこともあり、ト ランプ米大統領からは強硬な発言が目立つ。ただ、5月の訪中、11月の米中間選挙を 控えて原油価格の高止まりは、同大統領にとって命取りになる。 米エネルギー情報局(EIA)によると、2月28日にイラン攻撃が始まって以降 米国の平均ガソリン価格は3割以上上昇し、1ガロン当たり4.02ドルに達してい る。 米株市場がインフレによる消費減に目を向ければ、米株が崩れる可能性もある。この ためトランプ米大統領は、早いタイミングで融和策を打ち出すとみる。その場合、JP XゴムRSS3は、原油高を背景とした買いは一服となる。活発限月の9月限は385 円付近まで軟化する可能性もあるとみる。 【上海ゴム中心限月9月限は一代の高値更新】 上海ゴムの中心限月の9月限は、一代の高値を更新した。3月20日に1万5810 元まで下落後、同水準で支持されると、反発を開始。イラン情勢の緊張もあり、4月7 日に1万7000元に上昇、8日の停戦合意にもかかわらず、10日には1万7325 元まで上昇した。同水準で上値が重くなると、17日には1万6480元まで一時下落 した。だが、米国とイランの停戦協議が進まないと、再び地合いを引き締め、23日に は1万7560元まで上昇し、一代の高値を付けた。ただ、引けでは1万7395元ま で押し戻された。 買いが先行すれば、23日に付けた一代の高値1万7560元が最初の関門。高値更 新となれば、節目の1万8000元を目指そう。一方、3月12日の高値1万7430 元と4月23日の高値1万7560元でダブルトップを形成する展開となった場合、3 月20日の安値1万5810元から4月23日の高値1万7560元まで上昇の38. 2%押しとなる1万6900元付近がポイントになる。同水準を割り込むと、同期間の 半値押しとなる1万6500元付近を目指そう。 【東京ゴム活発限月の9月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の9月限は、戻りを試す場面となっている。3月下旬から の値動きを確認すると、3月24日には金市場など他商品の急落もあり、投げと見られ る売りが出て、360.8円まで下落した。だが、その後は、イラン戦争の長期化懸念 に伴うNY原油高に追随し買いが先行、3月30日からは連日の一代の高値更新場面と なり、7日には400.7円まで水準を引き上げた。8日に米国とイランが2週間の停 戦で合意すると、8日の夜間取引(チャート上は9日)には382.0円まで急落した が、すぐに買い拾われ、10日には400.0円まで一時戻した。ただ、買いは続か ず、17日には386.1円に軟化した。同水準で支持されると、停戦協議が進まない ことから、その後は戻り歩調となり、400円に接近している。 買いが先行すれば、7日に付けた一代の高値400.7円が最初の関門。高値更新と なれば、節目の405円や410円を意識した展開になる。一方、軟化するようなら、 3月24日の安値360.8円から4月7日の高値400.7円までの上昇の38. 2%押しとなる385円台が支持になる。同水準を割り込むと、同期間の半値押し水準 がある380円台が意識される。 【今週の注目ポイント】 原油相場に注目したい。米国とイランの停戦から戦争終結への協議が難航している。 長期化となれば、原油高から天然ゴム相場は上昇する推移する可能性がある。 【相場予想レンジ】 4月13〜17日のJPXゴムRSS3号9月限の中心レンジ予想は370〜410 円前後。テクニカルの支持線380.0円(節目)、抵抗線は400.7円(一代の高 値)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。