ドルが軟調、中東情勢への期待や今週の各主要中銀金融政策への思惑で=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドルが軟調、中東情勢への期待や今週の各主要中銀金融政策への思惑で=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドルが軟調に推移している。ドル円は159円台前半へ軟化。ユーロドルは1.17台半ばへ、ポンドドルは1.35台後半へと買われている。米国とイランがいずれも停戦合意に向けた提案を示唆するなかで、武力衝突は引き続き回避されている。イラン核放棄については合意を見出すことが困難とみられているが、まずホルムズ海峡の開放に向けた話し合いの余地があるとの市場の期待があるようだ。また、今週は一連の主要中銀が金融政策を発表する。いずれも政策金利据え置きが市場に織り込まれている。そのなかで、中東有事・原油高に端を発したインフレ圧力について、今後の動向に警戒する論調が想定されている。多くの中銀が今後の利上げ可能性に言及するようだと、相対的にドルが売られやすいとの思惑もありそうだ。米債利回りは小幅に低下、欧州株は総じて堅調。ただ、米株先物は時間外取引で小安い。また、NY原油先物は一時97ドル付近まで買われたが、足元では95ドル付近へと反落している。

 ドル円は159円台前半での取引。東京朝方に一時159.68付近まで買われたあとは、上値重く推移している。東京午後に159.30から159.40台での振幅をみせたが、ロンドン時間にかけてはドル売り圧力が再燃している。ロンドン午前に一時159.10付近まで本日の安値を広げた。欧州株は総じて堅調、NY原油は上げ一服。中東情勢に関する市場のセンチメントは落ち着いている。

 ユーロドルは1.17台半ばでの取引。東京朝方の1.1688付近を安値に、その後は堅調に推移している。ロンドン午前には高値を1.1751付近に更新している。ユーロ円は東京早朝に186.46付近まで下落も、その後は底堅く推移している。足元では187.03付近まで反発した。対ポンドでは前週末終値を挟んだ取引に終始している。ECBの企業調査では、短期的インフレ期待は顕著に上昇も、中期的には安定としている。

 ポンドドルは1.35台後半での取引。東京朝方の1.3490付近を安値に、その後は買いの流れが続いている。足元では1.3560台に高値を伸ばしてきている。ポンド円は東京朝方に215.44付近まで下落したあとは、底堅く推移。足元では215.80台へと戻り高値を伸ばしている。ユーロポンドは0.8649から0.8679のレンジで推移しているが、上下動は東京早朝の時間帯に限られており、ほぼ前週末終値0.8661を挟んだ揉み合いとなっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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