【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、半導体関連が売られ6万円割れ (4月28日)

配信元:株探
著者:Kabutan
日経平均株価
始値  60531.78
高値  60634.66
安値  59701.84
大引け 59917.46(前日比 -619.90 、 -1.02% )

売買高  26億7810万株 (東証プライム概算)
売買代金 9兆4819億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は3日ぶり反落、半導体主力株の一角に利食い
 2.日銀決定会合は予想通り現状維持も早期利上げ思惑台頭
 3.3人の審議委員が反対票を投じ、物価見通しも上方修正
 4.後場に日経平均は下げ加速も個別は8割超の銘柄が上昇
 5.終値で6万円大台割れ、TOPIXは3日続伸と明暗分かれる

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比62ドル安と3日続落した。中東情勢を巡る不確実性や原油高で売りが優勢となった。

 東京市場では、AI・半導体関連の主力銘柄の一角に売りが出て、日経平均株価は下値を試す展開となり終値で6万円台を割り込んだ。

 28日の東京市場は、これまで日経平均が大きく買われてきた反動が出た形となった。朝方から軟調に推移していたが、後場に入ってから先物主導で下げ幅を広げた。日銀の金融政策決定会合の結果は想定通り現状維持だったが、審議委員のうち3人が反対票(利上げ提案)を投じたことが伝わると、早期の利上げ観測が広がり、これまで相場を牽引してきた主力銘柄への売り圧力につながった。また、併せて開示された「展望リポート」でも消費者物価指数の見通しが大きく上方修正され、今後の金融引き締めに対する思惑を助長した。ただ、日経平均の下げ幅は前引けから大きく拡大した一方で、値上がり銘柄数は前場と比べ大幅に増加した。1300近くの銘柄が上昇し、プライム市場全体の82%を占めている。また、日経平均とは対照的にTOPIXは1%の上昇となっている。

 個別では、売買代金トップのキオクシアホールディングス<285A>が終始買い優勢だったほか、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>が高く、古河電気工業<5801>もプラス圏に切り返した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが買われ、ファーストリテイリング<9983>も上昇した。三井金属<5706>も大きく上値を追った。ティラド<7236>、東光高岳<6617>、きんでん<1944>がストップ高に買われ、関電工<1942>、愛知製鋼<5482>、豊田合成<7282>なども値を飛ばした。

 半面、アドバンテスト<6857>が大幅安、ソフトバンクグループ<9984>も急落した。レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が売りに押され、ファナック<6954>も安い。コマツ<6301>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が値を下げ、村田製作所<6981>も冴えない。GMOインターネット<4784>、日東電工<6988>などが大幅安、グッドコムアセット<3475>、マクセル<6810>、イリソ電子工業<6908>なども大きく下値を探った。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、中外薬 <4519>、KDDI <9433>、信越化 <4063>、キオクシア <285A>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約221円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、東エレク <8035>、日東電 <6988>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約1181円。

 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は情報・通信業、電気機器、空運業の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)その他金融業、(2)建設業、(3)鉱業、(4)銀行業、(5)電気・ガス。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)非鉄金属、(2)パルプ・紙、(3)食料品、(4)その他製品、(5)金属製品。

■個別材料株

△関電工 <1942> [東証P]
 今期は連続最高益更新予想でROE目標を上方修正。
△サンテック <1960> [東証S]
 26年3月期は一転営業増益で着地し期末配当25円増額修正。
△中外炉 <1964> [東証P]
 27年3月期営業益予想26%増で14円増配へ。
△DMP <3652> [東証G]
 インド企業と次世代AIドローン開発へ戦略的覚書を締結。
△モダリス <4883> [東証G]
 DM1及びFSHD治療薬候補で強力な標的遺伝子抑制を確認。
△愛知鋼 <5482> [東証P]
 決算内容と株主還元姿勢を評価。
△ティラド <7236> [東証P]
 27年3月期800円配当計画し配当利回り10%水準に。
△豊田合 <7282> [東証P]
 前期業績の計画上振れ着地と実質増配計画・株式5分割。
△小松ウオール <7949> [東証P]
 今期経常は4%増で2期連続最高益、5円増配へ。
△福井銀 <8362> [東証P]
 26年3月期は一転最終増益で着地へ。

▼マクセル <6810> [東証P]
 今期最終は19%減益。
▼PCA <9629> [東証P]
 27年3月期最終減益・減配へ。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ブイキューブ <3681>、(2)ティラド <7236>、(3)東光高岳 <6617>、(4)きんでん <1944>、(5)関電工 <1942>、(6)豊田合 <7282>、(7)愛知鋼 <5482>、(8)中外炉 <1964>、(9)福井銀 <8362>、(10)保土谷 <4112>。
 値下がり率上位10傑は(1)PCA <9629>、(2)SBG <9984>、(3)GMOインタ <4784>、(4)日本MDM <7600>、(5)柿安本店 <2294>、(6)日東電 <6988>、(7)グッドコムA <3475>、(8)マクセル <6810>、(9)イリソ電子 <6908>、(10)ルネサス <6723>。

【大引け】

 日経平均は前日比619.90円(1.02%)安の5万9917.46円。TOPIXは前日比36.91(0.99%)高の3772.19。出来高は概算で26億7810万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1288、値下がり銘柄数は249となった。東証グロース250指数は774.22ポイント(11.63ポイント高)。

[2026年4月28日]


株探ニュース

このニュースの著者

Kabutan

有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。