株価指数先物【引け後】 半導体株の切り返しを追い風に、スキャルピングは活発

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪9月限
日経225先物 70040 +1180 (+1.71%)
TOPIX先物 4074.5 +52.0 (+1.29%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(9月限)は、前日比1180円高の7万0040円で取引を終了。寄り付きは6万8540円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万8325円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株が売られ、6万7760円まで下落幅を広げる場面もみられた。ただ、前場中盤辺りからショートカバーとみられる動きが強まり、プラス圏を回復すると、前場終盤にかけて6万9450円まで上げ幅を広げた。

 ランチタイムで利食いに伴うロング解消から上げ幅を縮め、後場の取引開始直後には6万9000円を割り込んだ。ただし、その後は上昇に転じた半導体やAI関連株がリバウンド基調を強めるなか、ショートカバーが勢いを増し、7万0040円と本日の高値で終えた。

 米国市場で半導体やAI関連株を中心に売られた流れを引き継ぐ形で、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]などに売りが先行した。その後、キオクシアホールディングスが前場中盤にかけて上昇に転じたほか、その他の半導体株も軒並み切り返すなか、リバウンド狙いのロングが入ったほか、ショートカバーを誘う形になったようだ。

 日経225先物は前場中盤にかけて25日移動平均線(6万8710円)を突破し、その後も同線が支持線として機能する形で上へのバイアスが強まった。朝方は25日線とボリンジャーバンドの-1σ(6万6300円)とのレンジが警戒されていたが、売り一巡後は同線と+1σ(7万1110円)とのレンジで推移している。

 また、韓国市場ではSKハイニックスやサムスン電子も売り一巡後にリバウンド基調を強めており、韓国KOSPI指数の上昇率が6%に迫ったこともロングを強める一因になったのだろう。3日の米国市場は独立記念日の振替休日で休場になるため、海外投資家のフローは限られていたとみられるが、半導体やAI関連株の強い値動きによってスキャルピングのトレードが活発だった。

 米国市場が休場になることでナイトセッションは、方向感をつかみにくくさせよう。休場明けの米国市場での半導体株の動向を見極める必要はあろうが、日経225先物は25日線が支持線として機能するようであれば、+1σを射程に入れたロングに振れやすいだろう。

 キオクシアホールディングスは9%を超す上昇となった。-2σ(6万4420円)に接近した後の切り返しで-1σ(7万5430円)を突破し、25日線(8万6440円)に接近してきた。同線を明確に上抜けてくると、再び半導体やAI関連株を中心としたリバウンドが意識されそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で17.18倍(2日は17.11倍)に上昇した。朝方は指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが目立つ一方で、東証プライムの8割近い銘柄が上昇しており、一時16.87倍と-1σ(16.90倍)水準まで下げた。その後はNTショートを巻き戻す動きが強まり、中心値となる25日線(17.24倍)に接近してきたが、同線水準では強弱感が対立するとみられる。

 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3267枚、ソシエテジェネラル証券が9373枚、バークレイズ証券が8651枚、サスケハナ・ホンコンが2443枚、モルガンMUFG証券が2242枚、野村証券が1867枚、SBI証券が1727枚、ゴールドマン証券が1418枚、三菱UFJ証券が1406枚、日産証券が1260枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万7804枚、バークレイズ証券が1万7797枚、ABNクリアリン証券が1万3908枚、JPモルガン証券が3730枚、モルガンMUFG証券が3472枚、ゴールドマン証券が2962枚、サスケハナ・ホンコンが2146枚、UBS証券が2067枚、野村証券が1820枚、ビーオブエー証券が1173枚だった。

株探ニュース

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