ゴム週間展望=原油高を手掛かりに買い優勢、インフレ懸念からの株安に注意

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [5月4日からの展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)         4月27日〜5月1日
<国内>         始 値     高 値       安 値       帳入値    前週比
 26年10月限      398.9     414.0(30)    397.9(27)   410.1    + 11.1
 RSS先限      400.0      410.0(30)   400.0(27)    410.0     + 13.0
 TSR20    330.0      330.0(27)    330.0(27)    330.0        0.0
 上海9月限   17100    17635(1)    17100(27)     17100     -   15
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 157.05円  前週末比 2.64円高
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【前週までのレビュー】原油高を背景としてインフレ懸念から株価が下落するば、JP
XゴムRSS3は調整安場面が継続するとみた。
【買い優勢の展開】
 JPXゴムRSS3号の活発限月10月限は、上値を模索する展開となった。10月
限は、米国とイランの停戦協議の進展が鈍いことを背景とした原油高を受けて、買いが
先行している。4月30日に414.0円まで上昇し、一代の高値を更新した。
 米国とイランが戦争終結に向けた動きが停滞している。このため、原油高からの買い
が入りやすい状況が続くとみる。ただ、米株が好調な決算発表を受けて、S&P500
やナスダック総合株価指数が史上最高値を更新しているため、イラン戦争を背景とした
インフレ懸念には目が向いていない。決算発表が一巡し、米株市場が、インフレによる
消費減に目を向ければ、米株安から商品安に波及する可能性があるので注意したい。
【中国製造業PMIは2カ月連続で50超え】
 4月30日に中国国家統計局から発表された4月の中国製造業購買担当者景気指数
(PMI)は、50.3となり、景況感の分かれ目とされる50を2カ月連続で上回っ
た。市場予想は50.1、前月は50.4だった。詳細をみると、注目される新規受注
は50.6となり、前月より1.0下がったが、2カ月連続で50を上回った。また海
外受注は50.3となり、2024年4月以来の50超えとなった。中国景気は回復基
調にあるようだ。
【上海9月限は一代の高値更新】
 上海ゴムの中心限月の9月限は、一代の高値を更新した。3月20日に1万5810
元まで下落後、同水準で支持されると、反発を開始。イラン情勢の緊張もあり、4月7
日に1万7000元に上昇、8日の停戦合意にもかかわらず、10日に1万7325元
まで上昇した。同水準で上値が重くなると、17日には1万6480元まで一時下落し
た。だが、米国とイランの停戦協議が進まないと、再び地合いを引き締め、23日には
1万7560元まで上昇。27日に1万6970元まで押した後、原油高を手掛かりに
再び地合いを引き締め、4月29日には1万7660元の一代の高値を付けた。その
後、1万7500元前後での取引となっている。
 買いが先行すれば、4月29日に付けた一代の高値1万7660元が最初の関門。高
値更新となれば、節目の1万8000元を目指そう。一方、下落となれば、3月20日
の安値1万5810元から4月293日の高値1万7660元まで上昇の38.2%押
しとなる1万6950元付近がポイントになる。同水準を割り込むと、同期間の半値押
しとなる1万6765元付近を目指そう。なお、上海期貨交易所は、5月1日から5日
まで労働節のため、休場となる。取引再開は6日。
【東京ゴム活発限月の9月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の10月限は、上値を試す展開となっている。3月下旬か
らの値動きを確認すると、3月24日には金市場など他商品の急落もあり、投げと見ら
れる売りが出て、367.0円まで下落した。だが、その後は、イラン戦争の長期化懸
念に伴うNY原油高に追随し買いが先行、4月7日には401.0円まで水準を引き上
げた。8日に米国とイランが2週間の停戦で合意すると地合いを緩め、17日には39
0.0円に軟化した。だが同水準で支持されると、停戦協議が進まないことから、ジリ
高調の展開となり、4月30日は414.0円まで上昇し、一代の高値を付けた。その
後、410円前後で取引されている。
 買いが先行すれば、4月30日に付けた一代の高値414.0最初の関門。高値更新
となれば、節目の415円や420円を意識した展開になる。一方、軟化するような
ら、一目均衡表の転換線がある403円台が支持となる。同線を下抜くと、節目の40
0円が意識される。400円割れとなれば、一目均衡表の基準線がある392円台を試
しそうだ。
【今週の注目ポイント】
 引き続き原油相場に注目したい。米国とイランの停戦から戦争終結への協議が難航し
ている。交渉が長期化となれば、原油高から天然ゴム相場は一段高となる可能性があ
る。
【相場予想レンジ】
 5月4〜8日のJPXゴムRSS3号10月限の中心レンジ予想は390〜420円
前後。テクニカルの支持線400.0円(節目)、抵抗線は414.0円(一代の高
値)。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
4日 ●みどりの日、中国(労働節)、英国(アーリー・メイ・バンク・ホリデー)
   ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2026年4月確報(Markit)
   米耐久財受注 2026年3月確報値(商務省)
   米製造業新規受注 2026年3月(商務省)
5日 ●子供の日、中国(労働節)
   キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
   米貿易収支 2026年3月(商務省)
   米新築住宅販売 2026年3月(商務省)
   米非製造業景況指数 2026年4月(ISM)
6日 ●国民の祝日
   中国サービス業購買担当者景況指数 2026年4月(RatingDog)
   ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2026年4月(RatingDog)
   ユーロ圏生産者物価指数 2026年3月(EUROSTAT)
   全米雇用報告 2026年4月(ADP)
7日 金融政策決定会合議事要旨公表 3月18-19日分(日本銀行)
   独製造業受注 2026年3月(経済技術省)
   ユーロ圏小売売上高 2026年3月(EUROSTAT)
   米新規失業保険申請件数(労働省)
   米建設支出 2026年3月(商務省)
   米消費者信用残高 2026年3月(FRB)
8日 上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
     ●仏(第二次世界大戦戦勝記念日)
   独貿易収支 2026年3月(連邦統計庁)
   独鉱工業生産指数 2026年3月(経済技術省)
   米雇用統計 2026年4月(労働省)
   米卸売在庫 2026年3月確報値(商務省)
   米消費者信頼感指数 2026年5月速報値(ミシガン大)
   建玉明細報告(CFTC)
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