ドル円が157円台で乱高下、ポジション調整と介入警戒感交錯=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル円が157円台で乱高下、ポジション調整と介入警戒感交錯=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円相場が神経質な動きを示している。ドル円はアジア市場からロンドン朝方にかけて157円台前半での揉み合いが続いた。この日は前日のような急激な円高や戻りの動きは見られず。しかし、157.30-40レベルを上回ると一気に157.84付近まで急伸。その動きをきっかけにボラタイルな値動きを示した。157.10台まで下押しされる場面もあったが、足元では157円台後半にようやく落ち着いた。市場では介入実施を当て込んだ短期筋のショートポジションが巻き戻されたとの見方が広がっている。一方で、急速な円安の動きに対しては引き続き当局の介入警戒感が交錯。水準的にはやや円安水準で落ち着いており、まだショートカバーの圧力は残っているもよう。クロス円も同様に乱高下。ユーロ円は183円台後半から184円台前半で、ポンド円は212円台半ばから213円台後半までのレンジで激しく振幅した。足元では184円台前半、213円台前半と前日比円安水準に落ち着いている。ドルストレートは小動き。ユーロドルは1.16台後半、ポンドドルは1.35台前半から半ばでの取引となっている。この日はNY原油先物がやや上値重く推移するなど、新たな中東有事報道は一服。アジア午後の豪中銀会合では予想通りの3回連続の利上げ発表となったが、豪中銀総裁会見などを受けて市場では当面の利上げ見送り観測が優勢になっている。豪ドルはやや売られたが、ロンドン時間には買い戻されている。

 ドル円は157円台後半での取引。アジア市場からロンドン朝方にかけては157円台前半での揉み合いが続いた。しかし、157.30-40レベルを上抜けると一気に157.84付近まで急伸。その後一時157.10付近まで急反落するなど激しく売買が交錯した。市場では157円台前半が介入ポイントと想定した短期筋のドル円売りポジションに、急速に巻き戻しが入ったものと観測されている。一方で、介入警戒感も強く一方的な円安にはなっていない。足元では157円台後半に落ち着いており、ややショートカバーの圧力が残る状況となっている。

 ユーロドルは1.16台後半での取引。ロンドン朝方には1.1677付近まで下押しされる場面があったが、ロンドン時間には1.1698付近まで買い戻された。足元では前日NY終値1.1691レベル付近での揉み合いとなっている。ユーロ円はロンドン早朝の183.67付近を安値に、ドル円が急伸すると一時184.20台まで買われた。その後、再び183円台後半に急反落するなど乱高下した。足元では再び買いが優勢となり高値を184.31付近に伸ばしてきている。対ポンドではややユーロが軟調。

 ポンドドルは1.35台半ばでの取引。ロンドン朝方にかけて1.3514付近まで下押しされたあとは、ロンドン時間に入ると買いが優勢となった。一時1.3551付近の高値を更新し、足元でも高止まりしている。ポンド円はロンドン朝方の212.56付近を安値に、ドル円の急伸とともに高値を213.67付近まで伸ばした。その後は213円台割れまでの乱高下を経て再び213円台半ばへと上昇している。ユーロポンドは0.8629から0.8646までのレンジでユーロ安・ポンド高方向に押されている。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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