[本日の見通し]石油=大幅安、来月にも供給システムにストレスが強まるか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年9月限は大幅安。ただ、夜間取引で下げは一服し
ている。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油と石油製品の輸出は4週間移
動平均で日量1319万5000バレルまで拡大し、過去最高水準を更新した。世界的
に見て、石油が十分に残されているのは米国だけであり、消費国は米国への依存を強め
ている。
 ただ、統計上はまだ十分に世界の石油在庫は残されているものの、米金融大手JPモ
ルガンによると、現在のペースで石油在庫の取り崩しが続くと来月半ばにも石油供給シ
ステムが正常に機能しにくくなる在庫水準に到達するという。これは在庫の取り崩しが
難しくなり始める水準と言い換えることが可能で、余剰在庫の減少とともに、来月には
供給がさらにひっ迫する可能性が高い。ホルムズ海峡が解放されなければ、来月にも世
界経済は試練を迎えそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.84ドル高の95.92ドルで推
移。本日これまでのレンジは95.62〜96.48ドル。
 原油9月限の予想レンジは8万4000円から8万5000円、ガソリン先限は9万
0000円から11万0000円、灯油先限は10万0000円から11万0000
円。
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