金・銀午前=金は反発、米イランの戦闘終結期待で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金は反発。ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建
て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、ドル安を受けて押し目を買われた。銀は
先限が上昇した。
 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が334〜574円高、金ミニが
614.5円安〜686.5円高、ゴールドスポットが1105円高、銀が20.0円
高。
 午前11時1分現在の出来高は、金が2万5416枚、金ミニが2万6856枚、ゴ
ールドスポットが798枚、銀が1枚。
【NY金は米イランの戦闘終結期待が支援】
 金は米イランの戦闘終結期待が支援要因になった。トランプ米大統領が、ホルムズ海
峡の船舶を退避させるための「プロジェクト・フリーダム」を開始すると発表した。米
中央軍司令官は、イランの小型船舶6隻を破壊したほか、イランが発射した巡航ミサイ
ルとドローンを迎撃したと述べ、ホルムズ海峡の緊張が高まる場面も見られた。またア
ラブ首長国連邦(UAE)国防省は、イランから発射されたミサイルを自国の領海上空
で迎撃したと明らかにした。ただヘグセス米国防長官が、イランと合意した停戦は続い
ているとの認識を示すと、懸念が後退した。

 一方、イランは、米国の戦争終結に向けた新たな提案を検討している。米国は戦闘終
結に向けた1ページの覚書を提示した。イランは今後2日以内にパキスタンを通じて回
答を送る見通しとなっている。ただイラン学生通信(ISNA)は、提案には「過度で
非現実的な内容が含まれており、ここ数日でわが国当局により強く拒否されている」と
報じた。ルビオ米国務長官は、ホワイトハウスで記者団に対し「壮絶な怒り作戦は終了
した」と宣言した。米国は対イラン攻撃作戦が終了し、ホルムズ海峡での船舶保護へと
軸足を移していると表明した。
 4月の米ISM製造業購買担当者景気指数は52.7と前月から横ばいとなった。P
MIは約4年ぶりの高水準にあり、節目の50を4カ月連続で上回った。ただホルムズ
海峡封鎖に伴う輸送混乱でサプライヤーの納入遅延が長期化したほか、投入価格指数は
4年ぶりの高水準となった。市場予想は53.0だった。4月の米ISM非製造業総合
指数は53.6となり、3月の54.0から低下した。低下は2カ月連続。市場予想は
53.7だった。新規受注指数は3月の60.6から53.5へ低下した。3月は3年
ぶり高水準だったが、今回の7.1ポイント低下は2023年3月以来で最大となっ
た。3月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は686万6000件と
前月から5万6000件減少した。求人は小幅減少したものの採用は2年超ぶりの高水
準となり、ここ数カ月低迷していた労働市場が回復基調にあることを示唆した。市場予
想は683万5000件だった。4月の全米雇用報告で民間雇用者数は前月比10万
9000人増加し、2025年1月以来15カ月ぶりの大幅な伸びとなった。市場予想
の9万9000人増加を上回った。
 金先限は2万4473円まで上昇した。ドル建て現物相場の堅調が支援要因になっ
た。円相場は1ドル=156円台前半の円高に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米イランの戦闘終結期待を
受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の4690.86ドルから、上げ一服
となる場面も見られたが、ドル安を受けて押し目を買われた。
 午前11時現在、4713.59ドルで推移、銀は7800セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4592.41ドル、銀が7336セント。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。