前週は上昇後の急反落と、不安定な値動きになった。週前半は原油高の再開もあり、 穀物相場も全体的に強含んだ。5月14〜15日の米中首脳会談への期待感もあり、投 機筋の物色意欲が強まった。しかし、米中首脳会談ではマーケットが期待していたよう な大規模な穀物貿易の合意はみられず、上げ一服後の調整売りが優勢になった。結果的 に前週比ではマイナス圏に沈んだ。作付け期の天候リスクは求められなかった。12日 の米農務省(USDA)需給報告は、想定よりも低い在庫見通しが、小麦と大豆相場を 押し上げた。 今週は、トウモロコシ相場は徐々に下値を固める見通し。需要の底堅さもあり、押し 目での物色意欲は維持されやすい。米中首脳会談後の売りが一巡すれば、値頃感があ る。大きな上昇余地が見込まれるわけではないが、450セント水準を下値目途にでき るかが問われる見通し。大豆は、米中首脳会談で上げ一服感があり、持高調整が中心の 展開になりやすい。圧砕需要は堅調だが、輸出需要の低迷もあり、1100セント台中 盤から後半での売買になろう。 予想レンジは、トウモロコシが440〜470セント、大豆が1155〜1200セ ント。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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