【これからの見通し】原油高の一服と中銀利上げへの視線が交錯、ややドルの上値重い推移に 東京・アジア時間は原油が反落している。NY原油先物は、昨日のNY市場でつけた94ドル台から下落しており、足元では91ドル台で推移している。ただ、中東情勢に関しては確たる合意に向けた動きは発表されていない状況下で、市場にやや楽観的な見方が優勢になっている状況。期待先行で危うい面は否めないだろう。 また、アジア時間のトピックスはNZ中銀のタカ派据え置きだ。金融政策の票割れは3対3と据え置きと利上げが拮抗したが、総裁の判断で据え置きが決定された。市場では次回会合に向けた利上げ観測が高まっており、NZドル買い・ドル売りを誘発している。 植田日銀総裁は「5度目の石油ショックに直面、二次的影響のリスクが高くなる」と述べており、6月利上げに向けた地ならしとの見方が広がっている。 上記のように、原油高の一服とNZや日本の中銀の利上げに向けた観測などを受けて、ドルの上値が重くなりやすい状況となっている。このあとのロンドン・NY市場でもECBのタカ派姿勢が意識される面があり、ドル売りが先行する可能性が指摘される。 この後の海外市場で発表される経済指標は、米MBA住宅ローン申請指数(05/16 - 05/22)、米リッチモンド連銀製造業指数(5月)ブラジル拡大消費者物価指数(IPCA)(5月)など。ドル相場全体に影響を与える可能性は低い指標群にとどまっている。 発言イベント関連では、ECB金融安定報告の公表、豪中銀副総裁、ダラス連銀総裁らが日銀「新たな視点から見た金融政策」のイベントに出席、ペレイラ・ポルトガル中銀総裁の講演、クックFRB理事のスタンフォード経済政策研究所(SIEPR)会議出席などが予定されている。米2年変動利付債(FRN)入札(280億ドル)と米5年債入札(700億ドル)が実施される。セールスフォース、マーベルテクノロジー、スノーフレークなどの米主要企業決算が注目される。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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