●週間見通し金、インフレ指標次第で下振れ=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は4600ドル水準で上値を抑えられ、4,300ドル台中盤まで下落する展開にな
った。中東情勢は不安定な状態が続いているが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利
上げ観測が強くなったことが、米金利上昇・ドル高を通じて金相場を下押しした。イン
フレが高止まりする可能性への警戒感が強くなっている。米金融当局者からも利上げに
関する言及が増え、週末を前に200日移動平均線を割り込んだ。
 今週も上値の重さが残りやすい。5月の米消費者物価指数、卸売物価指数が発表され
るが、4月からインフレ圧力が強化されていることが示される可能性が高い。良好な雇
用統計が確認された直後に、インフレ圧力の高まりが確認されると、FRBの年内利上
げ観測が強化されよう。米金利上昇・ドル高傾向が維持されると、一段安を試しやすく
なる。米国とイランの和平合意期待から原油相場が急落するような動きがみられると、
押し目買いが誘われやすくなる。
 予想レンジは4150〜4550ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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