株価指数先物【引け後】 週足の+1σを捉えてくる展開が意識される

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 64320 -20 (-0.03%)
TOPIX先物 3826.0 -24.0 (-0.62%)

大阪9月限
日経225先物 64480 +10 (+0.01%)
TOPIX先物 3844.5 -13.0 (-0.33%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比20円安の6万4320円で取引を終了。寄り付きは6万3080円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万3340円)を下放れる形で売りが先行した。下へのバイアスが強まり、現物の寄り付き直後には6万2350円まで下落幅を広げた。売り一巡後は急速にショートカバーが強まり、中盤にかけて6万4190円まで下げ幅を縮める場面もみられた。終盤には再び下へのバイアスが強まり、前引けにかけて6万3200円まで売られた。ただし、ランチタイムで6万3900円辺りまで切り返すと、後場中盤には6万4410円とプラス圏を回復。終盤にかけては6万4000円~6万4400円辺りで保ち合いを継続。

 売り先行で始まったキオクシアホールディングス<285A>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、半導体やAI(人工知能)関連株の一角に買い戻しが強まったことが先物市場でショートカバーを強める一因になった。また、NYダウ先物がプラス圏で推移していることも、ショートカバーに向かわせるきっかけになったようである。

 日経225先物は2000円を超える大幅な変動となったが、ボリンジャーバンドの-1σ(6万1860円)に接近した後のリバウンドで、抵抗線に変わりつつあった25日移動平均線(6万4120円)を上回って終えた。週足の+1σ(6万4650円)を上回って週末を終えることができれば、4月半ば以降の+1σを支持線とした上向きのトレンドを維持することになる。

 米中央軍は日本時間11日、イランに対する一連の新たな攻撃を完了したと報じられており、今晩の米国市場は前日の大幅な下落に対する自律反発が期待されそうである。日経225先物の9月限は6万4480円で終えており、25日線を支持線として週足の+1σを捉えてくる展開が意識されよう。

 中東情勢を巡る不透明感から積極的なトレードは手控えられそうだが、6月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)通過で需給は軽くなるため、米国市場が期待通り反発するようだと、ロング優勢の流れに向かう可能性がある。また、本日の値動きからは引き続き指数インパクトの大きい半導体やAI関連株に資金が向かいやすく、日経平均型優位の展開を想定しておきたい。

 NT倍率は先物中心限月で16.81倍(10日は16.71倍)に上昇した。朝方には16.51倍まで下げたが、25日線(16.46倍)が支持線として機能する形となり、その後の半導体やAI関連株の切り返しにより16.82倍まで上昇した。+1σ(16.88倍)が抵抗線として意識されやすいが、同バンドを突破すればNTロングでのスプレッド狙いに向かわせよう。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はバークレイズ証券が6154枚、ABNクリアリン証券が5757枚、ソシエテジェネラル証券が5208枚、JPモルガン証券が2280枚、日産証券が1493枚、野村証券が1397枚、三菱UFJ証券が1391枚、モルガンMUFG証券が1311枚、BNPパリバ証券が1151枚、SBI証券が889枚だった。

 TOPIX先物はバークレイズ証券が4978枚、ゴールドマン証券が4374枚、JPモルガン証券が4234枚、BNPパリバ証券が3419枚、日産証券が2814枚、ABNクリアリン証券が2404枚、ソシエテジェネラル証券が2万9944枚、JPモルガン証券が2万3363枚、ゴールドマン証券が2万2243枚、野村証券が1万7008枚、BNPパリバ証券が1万3718枚、モルガンMUFG証券が1万2578枚、ABNクリアリン証券が1万1731枚、みずほ証券が7542枚、シティグループ証券が6209枚だった。

株探ニュース

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