[6月22日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 4 月限 6 月 15 日〜 6 月 19 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 22,061 23,103 (18) 21,861 (19) 21,920 -90 銀 345.0 350.0 (17) 339.0 (19) 339.0 +9.0 プラチナ 8,662 9,197 (17) 8,332 (19) 8,441 -217 パラジウム 6,800 6,900 (17) 6,600 (19) 6,600 0 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 18 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 ( 8) 4,245.9 +7.1 | ドル・円 161.35 1.41 円安 銀 ( 7) 6,631.9 -165.5 | 日経平均 71,250.06 +5230.02 プラチナ ( 7) 1,707.3 -4.9 | NY原油 ( 7) 76.60 -8.28 パラジウム ( 9) 1,289.10 -2.40 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 18日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前回のレビュー】 金は米国とイランの和平合意の可能性が下支え、とした。 金は米国とイランが戦闘終結に向けた覚書で合意したことが支援要因になったが、米 連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しやイスラエル軍がレバノン南部からの撤退を 拒否したことなどを受けて上げ一服となった。現物相場は5日以来の高値 4366.70ドルを付けたのち、上げ一服となった。金先限は8日以来の高値2万 3103円を付けたのち、上げ一服となった。 米国とイランが戦争終結に向けた覚書で合意した。署名式まで合意文書の詳細は公開 されないとし、不透明感が残ったが、トランプ米大統領とイランのペゼシュキアン大統 領が電子署名し、発効すると、14項目の合意文書が発表された。レバノン停戦も含ま れているが、イスラエルはレバノン南部からの撤退を拒否した。米大統領の対応を確認 したい。一方、ホルムズ海峡の封鎖が解除されたが、通航は60日間に限り無料で確保 するとされた。また3000億ドルの復興基金について、共和党内から「最悪の外交的 失策」と批判された。覚書の交渉について、パキスタンが仲介役となっていたが、カタ ールも加わったことで合意に至ったことが明らかとなった。今後60日間で最終合意に 向けてイランの核開発問題や制裁緩和、ホルムズ海峡の管理問題が協議されるが、一層 困難な局面になるとみられている。 米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を 3.50〜3.75%に据え置くと決定した。ただ金利・経済見通しによると、政策担 当者の半数近くが、政策金利を現行水準に据え置くだけでは物価上昇率を2%の目標ま で押し下げるのに不十分との見方に転じた。ウォーシュ新連邦準備理事会(FRB)議 長は見通しを示さなかった。一方、米FOMC声明から将来の金利動向に関するガイダ ンスが全面的に削除されたほか、声明の形式も見直され、新議長の影響力が表れ始めて いることが示された。トランプ米大統領は利上げの可能性について問われると、「あり 得る」と述べた。 【金ETF残高は増加】 世界12カ国に上場している金ETF(上場投信)の現物保有高は18日時点で 1197.46トンとなり、前週末比6.78トン増加した。米国で6.85トン、英 ETFSで0.43トン増加、英GBSで0.10トン、オーストラリアで0.11ト ン、南アで0.29トン減少した。米国とイランが戦争終結に向けた覚書に署名したこ とを受けて投資資金が戻った。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報 告によると、6月9日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは17万3837 枚となり、前週の17万6020枚から縮小した。今回は新規買いが1888枚、新規 売りが4071枚出て、2183枚買い越し幅を縮小した。 フランス東部エビアンで開催されている主要7カ国(G7)首脳会議(サミット) は、「地政学問題」に関する首脳声明を発表した。マクロン仏大統領は、トランプ米大 統領をはじめとするG7首脳が「ロシアはウクライナとの紛争で和平を望んでいない」 ことを認めたと述べた。ウクライナのゼレンスキー大統領と米大統領が会談し、ウクラ イナの防空システムについて協議したという。米国とイランが戦争終結に向けた覚書で 合意したことでウクライナ和平に向けた協議が進むかどうかを確認したい。一方、ポー ランドのコシニャクカミシュ国防相は、米軍の恒久的な駐留を受け入れるというポーラ ンドの提案に米国防総省が前向きな姿勢を示していると述べた。 【銀は米イランの覚書署名も上げ一服】 銀の現物相場は米国とイランの戦闘終結に向けた覚書の合意を受けて5日以来の高値 71.28ドルを付けたのち、上げ一服となった。米連邦準備理事会(FRB)の利上 げ見通しやイスラエル軍がレバノン南部からの撤退を拒否したことが上値を抑える要因 になった。今後60日間の米国とイランの最終合意に向けた協議の行方を確認したい。 18日のニューヨークの銀ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比22.51ト ン減の1万4939.09トンとなった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の 建玉明細報告によると、6月9日時点のニューヨーク銀の大口投機家の買い越しは2万 2214枚となり、前週の2万3926枚から縮小した。 当面の予定(イベント・経済統計) 22日 加消費者物価指数 2026年5月(カナダ統計局) 建玉明細報告(CFTC) 23日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2026年6月速報(Markit) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2026年6月速報(Markit) ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2026年6月速報(Markit) 24日 独景況感指数 2026年6月(ifo) 米経常収支 2026年1-3月期(商務省) 米新築住宅販売 2026年5月(商務省) 25日 貴金属取引 2026年6月限納会(大阪取引所) 米国内総生産 2026年1-3月期確報値(商務省) 米個人所得・支出 2026年5月(商務省) 米耐久財受注 2026年5月速報値(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 26日 貴金属取引 2027年6月限発会(大阪取引所) 米卸売在庫 2026年5月速報値(商務省) 米消費者信頼感指数 2026年6月確報値(ミシガン大) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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