【これからの見通し】介入警戒感でドル円は動きにくい展開 動き出しのきっかけ待ちに ドル円の動向が注目されている。昨日のNY時間に「片山財務相がベッセント財務長官とオンラインで会談を行った」と報じられ、ドル円相場について協議した可能性が伝えられた。162円手前まで買われていたドル円は一気に161.10付近まで急反落した。 しかし、実弾介入の動き(4/30の5円幅での変動)はみられず、まだ口先の段階にとどまっている。きょうも片山財務相が「必要とあれば断固たる措置取ると日米で合意、米財務長官と会談した」と警告しているが、161円半ばから後半で底堅く推移している。 直近の米FOMCで年内1回利上げ見通しに転換し、市場には米利上げ機運が広がっている。日銀も0.25%利上げを実施したが、今後も日米金利差は保たれるとの見方が強い。市場における円キャリー取引需要は根強いものがあるようだ。 ただ、現時点ではドル円の値動きは限定的。再び162円を目指す動きになったときの当局の動向を確認したい。超短期的には介入警戒が再浮上していることで、投機筋も動きにくい局面となっている。動き出し待ちの局面となっている。 この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国などの製造業および非製造業PMI(6月)速報値、香港消費者物価指数(CPI)(5月)、ハンガリー中銀政策金利(6月)、米リッチモンド連銀製造業指数(6月)などが予定されている。25日(木)に発表される米PCE価格指数待ちとなりそうだ。 発言イベント関連では、カジミール・スロバキア中銀総裁、レーンECBチーフエコノミスト、マックレム加中銀総裁、ブイチッチECB副総裁、テイラー英中銀委員、ディングラ英中銀委員などの講演や経済イベント出席が予定されている。目先は一通りの中銀金融政策発表を終えており、新たな材料探しの状況となっている。中銀当局者発言に対する関心はそれほど高くはないものとみられる。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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