きょうも為替市場でドル円は、162円台をうかがう展開が見られている。先ほど発表の5月のPCE価格指数は、高インフレを示す内容ではあったものの、警戒したほどではなかったとの印象。短期金融市場でも年内の米利上げ期待が後退している。 米国債利回りが低下し、為替市場もドル安の反応が見られているものの、ドル円は161円台後半の水準を保っている。 FRB内で広がりつつある年内利上げの必要性を裏付ける内容ではあるが、原油相場が急落し、WTIが70ドル割れまで下落。イラン情勢による上乗せ分を失っている。市場では今後1年間のFRBの利上げ幅に対する見方はやや後退したものの、依然として9月か10月に利上げが実施されるとの見方は優勢。 本日は、ウィリアムズNY連銀総裁やグールズビー・シカゴ連銀総裁の発言が予定されている。ウォーシュ議長は先週のFOMC後の会見で、自身の金利見通しについて明確な手掛かりを示さなかったことから、市場参加者は他のFRB高官の発言に注目すると見られる。 ストラテジストからは、利上げ期待が過度に強まっているように見え、ドルは年後半にかけて弱含む可能性があるとの見方も出ている。FRBは政策金利を景気を刺激も抑制もしない中立金利の範囲に置いているため、長期間に渡り金利を据え置く可能性が高いという。 仮にFRBが年末までに利上げを実施したとしても、ドルがさらに上昇するには、市場が現在織り込んでいる以上に積極的な利上げ経路が必要になるとも述べている。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。 25日(木) 現行付近にはなし MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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