アジア株下落 韓国に振り回される1週間、香港株は米利上げとのダブルパンチ

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株下落 韓国に振り回される1週間、香港株は米利上げとのダブルパンチ

東京時間14:06現在
香港ハンセン指数   22632.77(-444.14 -1.92%)
中国上海総合指数  4032.30(-87.98 -2.14%)
台湾加権指数     44762.14(-1493.12 -3.23%)
韓国総合株価指数  8236.31(-693.99 -7.77%)
豪ASX200指数    8755.30(+6.65 +0.08%)
インドSENSEX30種  77100.47(休場)

アジア株は総じて下落、今週は韓国に振り回される1週間だった。韓国株に追随し日経平均などほかのアジア株も乱高下した。

きょうの韓国株はサーキットブレーカーが発動し一時売買が停止した。韓国テック主導でナスダック先物も下落、為替市場ではリスク回避で円とドルが上昇する場面があった。

香港株は韓国株安と米利上げ観測のダブルパンチで1年ぶり安値をつけている、香港は金融政策を米国に連動させているためFRB政策に左右される。原油価格が下落しているが、米国のインフレは高止まりする可能性が高く、FRBは9月までに利上げに踏み切ると予想されている。

来週はECBフォーラム討論会にウォーシュFRB議長が出席する、議長就任後初となる国際舞台での講演が注目される。米雇用統計は独立記念日祝日の影響で7月2日(木)に発表される。政府部門と医療部門での増加に加え、W杯開催に伴う一時的な採用を受け、一部金融機関は雇用者数の伸びに関して強気な数字を予想している。ウォーシュ氏がタカ派姿勢を示し、雇用統計も強い内容となれば米国の早期利上げ観測は高まるだろう。

韓国株は7.77%安、ハイテク関連に売りが殺到。SKハイニックスが11%超安、サムスン電子は9%超下落している。前日のナスダック下落やアップルの値上げ発表、オープンAI上場時期延期報道をきっかけに利益確定売りが広がっているようだ。

韓国株下落はあくまで調整との見方が強い、韓国市場のファンダメンタルズは至って良好だ。来週発表される韓国6月の消費者物価指数と貿易収支はどちらもポジティブな数字が期待されている。

原油下落を受けインフレが前月比で伸びが鈍化する見通しとなっており、韓国中銀がタカ派姿勢を緩和させる可能性がある。世界的なAI需要急増を受け輸出は過去最高を更新する見通し。半導体輸出増はSKハイニックスとサムスン電子にとって追い風となろう。

また、韓国政府が29日に開催する投資会合にSKハイニックスとサムスン電子のCEOが参加する。報道によるとSKは今後10年間でハイテク産業に約6480億ドルを投資する計画を近く発表する予定だ、この金額は韓国GDPの約3分の1に相当する異例の規模。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。