株価指数先物【引け後】 世界的なAI・半導体関連株の需給変化を警戒

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪9月限
日経225先物 69610 -2960 (-4.07%)
TOPIX先物 3981.0 -44.5 (-1.10%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(9月限)は前日比2960円安の6万9610円で取引を終了。寄り付きは7万1330円と、シカゴ日経平均先物の清算値(7万1260円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。寄り付き直後につけた7万1430円を高値に下へのバイアスが強まり、前場終盤にかけて7万円の大台を割り込んだ。ランチタイムで6万9000円を下抜くと、後場の取引開始直後には6万8760円まで下げ幅を広げた。その後は6万8800円~6万9600円辺りで保ち合いが続いていた。

 指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]、TDK<6762>[東証P]の下げが目立ち、この5銘柄で日経平均株価を2200円超押し下げている。

 日経225先物は前場終盤にかけて下落幅を広げ、ボリンジャーバンドの+1σ(7万0430円)を割り込み、後場の一段安によって前日の急伸分を帳消しにした。韓国市場ではサムスン電子やSKホトニクスが再び大きく売られている。韓国KOSPI指数の下落率が一時8%(終値では5.8%安)を超えるなかで、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が一段安となり、ロング解消に加えて短期的なショートを仕掛けてくる動きに向かわせたようだ。

 +1σはナイトセッションで7万0580円辺りに位置している。抵抗線として意識される同バンドと中心値の25日移動平均線が推移する6万7980円処とのレンジとなる。ただ、4月以降は25日線が支持線として機能する形でのトレンドが続いていたこともあり、一時的に同線を割り込む場面があったとしても、押し目待ち狙いのロングが入りやすいだろう。

 26日の米国市場で半導体やAI関連株への影響が限定的となれば、ショートカバーを誘う可能性もありそうだ。ただ、キオクシアホールディングスなどの荒い値動きによって上値追いのロングは慎重にさせやすい。そのため、+1σを上回ってくるリバウンドをみせたとしても、戻り待ち狙いのショートが入る展開を想定しておきたい。週足の+1σ(6万8590円)を割り込んでくると、13週線(6万4150円)とのゾーンに入る可能性も出てくる。

 NT倍率は先物中心限月で17.48倍(25日は18.02倍)に低下した。前日の上昇で+2σ(17.88倍)を上回ってきたことで、リバランスが入りやすいタイミングだった。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が売られる一方で、プライムの6割近い銘柄が上昇しており、NTロングを巻き戻す動きのなかでTOPIX型優位となっていた。+1σ(17.50倍)を下回ってきたことで、反転をみせてくるかを見極めたいところだろう。

 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万9819枚、ソシエテジェネラル証券が1万5390枚、バークレイズ証券が1万0280枚、JPモルガン証券が4014枚、サスケハナ・ホンコンが3152枚、野村証券が2837枚、モルガンMUFG証券が2537枚、ビーオブエー証券が1594枚、SBI証券が1530枚、ゴールドマン証券が1435枚だった。

 TOPIX先物はバークレイズ証券が1万9995枚、ソシエテジェネラル証券が1万9540枚、ABNクリアリン証券が1万8142枚、モルガンMUFG証券が4500枚、JPモルガン証券が4047枚、ゴールドマン証券が2755枚、サスケハナ・ホンコンが2148枚、野村証券が1863枚、ビーオブエー証券が1663枚、BNPパリバ証券が1390枚だった。

株探ニュース

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