【これからの見通し】ドル円の反落が継続するか、週末調整も出やすい中で 海外勢の動向に注目 東京市場ではドル円が162円台半ばから161円台前半へと大幅下落した。片山財務相が、「日銀巡る骨太方針の記述、与党で調整中」「GPIFなど年金基金による日本の金融資産投資を後押しする」などと発言したことが円買いを誘発した。日経平均は円高にもかかわらず上昇して取引を終えており、片山財務相発言への反応が鮮明となった。この後の海外市場では、円高の継続性を確認することとなる。 中東情勢の沈静化への期待で、原油の反発が抑制されていることが、ドル売りとともに円買いにつながる面も指摘される。湾岸地域の攻撃がエネルギーインフラに直接的な損害を与えなかったことで地政学リスクは一服し、米当局者の「イランとの解決にコミットしている」との発言が背景。NY原油先物は72ドル台半ばで頭打ちとなり、71ドル台へと軟化している。 きょうは米金融当局者の講演や米経済統計発表の予定は組まれていない。株式市場では韓国SKハイニックスがナスダック市場に上場することが注目される。ナスダック指数の動向がドル相場のセンチメントに影響する面も留意したい。 この後の海外市場で発表される経済指標は、トルコ鉱工業生産指数(5月)メキシコ鉱工業生産指数(5月)カナダ雇用統計(6月)カナダ住宅建設許可(5月)など。 カナダ雇用統計では雇用数が1万人増と予想されており、前回の8万7800人増からの伸び鈍化が見込まれている。失業率は6.6%と前回と同水準にとどまる見込み。ドル/カナダは5月以降の上昇トレンド(ドル高・カナダドル安)に変調がみられており、21日線サポートをブレイクするのかどうかが注目される。下抜けとなれば、ドル安の流れにシンクロする状況が想定されよう。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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