ドル円は161円台での推移 全体的に様子見の雰囲気が広がる=NY為替概況 きょうのNY為替市場、全体的に様子見の雰囲気が広がる中、ドル円は161円台での推移。東京時間に円高が強まり、一時161円台前半に下落。その後は買い戻されていたものの、再び一時161円台前半まで下落し、東京時間の安値に並んでいた。ただ、その水準では買いオーダーも出るようで、161円台後半に下げ渋る展開。 イラン情勢は再び緊迫化しているものの、トランプ大統領の発言などからも、以前のようにエスカレートする気配もないことから、市場は比較的楽観的に見ている。 一方、FRBの利上げ期待も一時期よりは後退する中、ドル高圧力も一服している状況。少数派ではあるが、エネルギー価格の動向次第では、年内据え置きの可能性もあるとの声も出ている中、次の材料待ちの雰囲気となっている。なお、短期金融市場では年内1回の利上げは完全に織り込んでいる状況。 目先の材料としては来週の米消費者物価指数(CPI)が注目だが、総合指数は前月比で低下が見込まれているほか、コア指数も前月比0.2%上昇と落ち着いた内容が見込まれているようだ。 ユーロドルは1.14ドル台で推移し、ボラティリティの低い相場展開が続いている。東京時間に一時1.1460ドル付近に上昇していたが、海外時間に入って1.14ドル台前半に伸び悩む展開。一方、ユーロ円は戻り売りが優勢となっており、184円台に値を落としている。本日184.80円付近に来ている100日線を再び下回る展開。 直近の米国とイランによる軍事攻撃は、ECBの追加利上げ観測を高めたものの、ユーロが恩恵を受ける余地は限定的との指摘がアナリストから出ている。 緊張再燃を受け、これまで弱まっていた9月のECB利上げ期待にも新たな自信を与えているという。しかし、緊張再燃によってユーロドルが一段と上昇する道筋は非常に狭いとも述べた。 ポンドドルは海外時間にかけて伸び悩む展開が見られ、1.33ドル台に値を落とした。一方、ポンド円も一時216円台半ばに伸び悩み、2008年以来の高値更新は一服。ただ、ポンドはユーロに対して1年ぶりの高値を更新し、ドルに対しても約4週間ぶりの高値を付けた後、引き続き堅調に推移している。 今年の英経済は1%の低成長に留まるとの見方がエコノミストから出ている。サービス業、鉱工業(生産部門)、建設業といった主要セクターで活動の鈍化が見込まれ、それが成長の重しになるという。一方、27年のGDPは1.3%への改善を予想しているようだ。 英国の政治的不透明感も成長抑制の要因と指摘。バーナム氏が党関連団体や労働組合からも十分な支持を得ており、今月20日にも正式に首相へ就任する運びとなっているが、財政が不透明なことから、思い切った経済政策は打ち出せないと見られている模様。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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