ドル買いに転じる、米PPI控えて、中東情勢も影響か ドル円162円台前半=ロンドン為替概況 ロンドン市場では、ドル買いに転じている。東京市場ではドル売りが先行したが、ロンドン時間にかけて流れが反転している。ドル円は162円台前半で高値を伸ばす動き。ユーロドルは1.14台前半、ポンドドルは1.33台後半で安値を更新している。先日は米CPIが弱含んだことが米利上げ観測の後退とともにドル売り圧力となったが、本日の米PPIの事前予想ではコア前年比が前回を上回る伸びと予想されており、短期ポジションの巻き戻しが入っているようだ。また、日本時間午後7時から米中央軍がイラン攻撃を開始と報じられている。NY原油先物が80ドル台に再び乗せており、有事のドル買いの再燃の面も加わっている。クロス円は上昇一服。ユーロ円は185円台前半で、ポンド円は217円台半ばから前半へと上値重く推移。米10年債利回りは4.60%台から4.61%台乗せを伺う動き。欧州株や米株先物・時間外取引は、米PPI待ちで方向感に欠けている。 ドル円は162円台前半での取引。東京午前に161.97付近まで下押しされたあとは、買戻しの流れに転じた。ロンドン時間に入ると前日NY終値162.25を上回り、さらに高値を162.40台へと伸ばしてきている。米PPI発表を控えたポジション調整や中東情勢の緊迫化を受けたNY原油先物の80ドル台乗せなどがドル買いを誘っている。 ユーロドルは1.14台前半での取引。東京市場では前日NY終値1.1420付近から買いが先行し、ロンドン朝方にかけて高値を1.1444付近に更新した。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに流れが反転し、足元では1.1410付近へと安値を更新してきている。ユーロ円は東京早朝の185.18付近を安値に、東京午後には185.62付近まで上昇。その後は上値が重くなり185円台前半へと反落している。ドル相場主導の展開になっており、クロス円は総じて方向感に欠けている。 ポンドドルは1.33台後半での取引。東京早朝の1.3380付近を安値に買われ、東京午後からロンドン朝方にかけて高値を1.3420付近に更新した。ロンドン時間に入ると売りに転じ、足元では再び1.3380付近まで下押しされている。ポンド円は東京早朝の217円ちょうど付近を安値に買われ、ロンドン朝方にかけて高値を217.70付近に更新した。その後は上値を抑えられて217円台半ばから前半で推移している。ユーロポンドは0.8539から0.8517まで軟化した後、前日NY終値0.8529近辺まで買い戻された。ポンド独自の値動きはみられていない。OECDはバーナム氏の首相就任を控えて、財政規律の維持について釘を刺している。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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