NY原油市況=急反騰、米国とイランの攻撃再開で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2026/09    80.04      85.57      79.92      84.46      + 5.20
  2026/10     77.77      82.57      77.32      82.04      + 4.87
  2026/11     75.50      80.05      75.50      79.68      + 4.35
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              923,561             1,822,994   (- 15,522)
                    帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2026/08     437.01    +21.92
                   2026/09     423.57    +22.27
改質ガソリン       2026/08     339.78    + 6.33
                   2026/09     322.58    + 8.15

注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は急反騰。終値の前営業日比は、期近2限月が4.87〜5.20
ドル高、その他の限月は1.92〜4.35ドル高。中心限月の9月限は5.20ドル
高の84.46ドル。
 イランの「イスラム革命防衛隊」がこの日、ヨルダンの米軍基地を攻撃したと発表し
て、24日以降停止していた米国とイラン間の攻撃が再開したことで、買い意欲が強ま
った。米軍もこの日、サウジアラビア軍と合同でイラクの親イラン武装組織を空爆し
た。また、トランプ米大統領が「イランを激しく攻撃する」と述べて、報復攻撃を宣言
したことで再び両国間の緊張が高まっている
 米エネルギー情報局(EIA)の週報で、原油在庫が急減していたことも支援材料。
 すでに前日安値更新後に大きく戻して引けたが、この日はさらに騰勢を強めた。
 9月限は、アジアの時間帯の時間外取引でギャップを開いて急伸寄りして、82ドル
台半ばで推移。欧州の時間帯から再び騰勢を強めて、米国の時間帯の前半にはさらに一
段高となり、米エネルギー情報局(EIA)の週報が発表された中盤にこの日の高値と
なる85.57ドルを付けた。しかし後半は85ドル台を割れ込み、84ドル台で広め
のもみ合いで推移した。

 イランの「イスラム革命防衛隊」がこの日、ヨルダンの米軍基地を弾道ミサイルで攻
撃したことを明らかにした。一方、米中央軍は「すべて迎撃に成功した」としている。
これは24日の攻撃停止以降、初めての米国とイランの軍事衝突となる。

 イエメンの親イラン武装組織フーシ派が28日、紅海を航行中のサウジアラビアの石
油タンカーを弾道ミサイルで攻撃した。同派が声明を出した。タンカーの被害状況は明
らかではないが、引き返したという。

 エジプト北部の地中海沿岸にある天然ガス積み出し港、ダミエッタ港で米国系企業の
ガス貯蔵タンカーがドローン攻撃を受けた。英国の海上警備会社、アンブレイが明らか
にした。ただ、誰が攻撃を行ったかは不詳としている。
 米エネルギー情報局(EIA)の週報では、原油在庫は前週比716万7000バレ
ルも急減して、4億0451万バレルとなり、2018年以来の低水準まで落ち込んで
いる。仮に今後4億バレル台を割り込むと、2018年9月以来となる。また、受渡場
所であるクッシング在庫も1860万バレルと、2014年以来の低水準。戦略石油備
蓄(SPR)を含む原油在庫は7億1215万8000バレルまで減少し、1984年
以来の低水準となっている。
 改質ガソリン、ヒーティングオイルともに総じて急反発。とくに月末の納会に向けて
売り方の踏み上げ模様となっているヒーティングオイルの上げ幅が大きくなった。

米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 -716.7万(4億0451万)
ガソリン +0.7万(2億1130万)
留出油  +106.2万(1億1063万)
(クッシング地区)
原油 -77.1万(1860万)
*()は在庫総量
今日の材料
・イランの「イスラム革命防衛隊」がこの日、ヨルダンの米軍基地を弾道ミサイルで攻
 撃。米中央軍は「すべて迎撃」と指摘。24日以降初めての米国とイランの軍事衝突
 となった。
・イエメンの親イラン武装組織フーシ派が28日、紅海を航行中のサウジアラビアの石
 油タンカーを弾道ミサイルで攻撃。
・エジプト北部の地中海沿岸にある天然ガス積み出し港、ダミエッタ港で米国系企業の
 ガス貯蔵タンカーがドローン攻撃を受ける。

 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比330万バレル減
・ガソリン在庫は前週比91万8000バレル増
・留出油在庫は同35万5000バレル増
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比27万3000バレル減

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