[8月10日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 6 月限 8 月 3 日〜 8 月 7 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 21,474 22,378 ( 7) 20,685 ( 4) 22,378 +852 銀 295.0 320.0 ( 7) 295.0 ( 3) 320.0 +13.5 プラチナ 8,323 8,955 ( 6) 8,002 ( 4) 8,863 +537 パラジウム 6,600 7,000 ( 6) 6,600 ( 3) 7,000 +300 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 7 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 (12) 4,399.7 +292.7 | ドル・円 158.30 2.16 円高 銀 ( 9) 6,349.9 +571.3 | 日経平均 65,606.71 +1244.69 プラチナ (10) 1,759.6 +100.9 | NY原油 ( 9) 78.18 -6.49 パラジウム ( 9) 1,378.30 +96.90 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 7日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】 プラチナは米連邦公開市場委員会(FOMC)後も中東情勢を警戒、とした。 プラチナは米国がイラン攻撃を見送ったが協議再開に対する不透明感に上値を抑えら れた。ただイランとオマーンの協議でホルムズ海峡の開放期待が出ると急伸した。現物 相場は6月17日以来の高値1787.40ドルを付けた。プラチナ先限は6月18日 以来の高値8955円を付けた。一方、パラジウムの現物相場は6月2日以来の高値 1393.19ドルを付けた。 トランプ米大統領は1日、イランの核開発停止とホルムズ海峡の開放に向けた合意が 速やかに成立することを条件に対イラン攻撃を見送る考えを示した。ただイランは米国 とは協議しておらず、協議の予定もないとした。一方、カタール外務省報道官は3日、 米国とイランの紛争の外交的解決に向けた取り組みが続いており、外交交渉が「非常に 進展した段階」に達しているとした。イラン外務省報道官は、ホルムズ海峡の運用を巡 ってオマーンと実施している協議で航路設定に関する座標について合意し、特定の第三 者の干渉がなければ、共同声明の策定作業が最終段階に入るとした。イラン議会の委員 会で、米国やイスラエルの船舶を含む敵対的な船舶のホルムズ海峡通航を禁止する法案 の草案が審議されている。トランプ米大統領は、イランとの戦闘は近く終結すると述べ た。一方、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、サウジアラビア西部の紅海沿岸都 市ヤンブー沖でサウジの石油タンカーをミサイルで攻撃したほか、アデン湾でも別のサ ウジの石油タンカーに対するミサイル攻撃を実施したと発表した。ホルムズ海峡開放に 関する協議の行方に加え、フーシ派の紅海封鎖の動きも確認したい。 7月の米ISM製造業景気指数は55.6と前月の53.3から上昇し、約4年ぶり の高水準となった。受注増を受けて雇用が拡大したが、納入期間が長期化した。米IS M非製造業総合指数は54.1と前月の54.0からわずかに上昇した。堅調な成長ペ ースを維持したが、新規受注の加速による押し上げ効果は投入価格の上昇と雇用の減少 によって相殺された。7月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は前月比4万 4000人増加で前月から伸びが鈍化し、事前予想の7万人増を下回った。ただ米雇用 統計では労働市場の堅調が示されるとみられている。米ニューヨーク連銀のウィリアム ズ総裁は、インフレ圧力が徐々に和らいでいくとの楽観的な見方を維持しつつ、そうな らない場合には、物価上昇圧力を目標に回帰させるため、米連邦準備理事会(FRB) は利上げによる対応をためらわないとの考えを示した。米フィラデルフィア地区連銀の ポールソン総裁は、金融政策の先行きについて「柔軟な姿勢」を維持する考えを示し、 政策金利の引き上げが必要になる可能性を示唆した。 【NYのプラチナ・パラジウムETF残高が増加】 プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、5日のロンドンで9.84トン(前週 末9.84トン)と変わらず、6日のニューヨークで36.04トン(同35.83ト ン)に増加、5日の南アで4.72トン(同4.75トン)に減少した。またパラジウ ムETFの現物保有高はロンドンで4.79トン(同4.79トン)と変わらず、ニュ ーヨークで15.24トン(同14.99トン)に増加、南アで0.60トン(同 0.60トン)と変わらずとなった。ニューヨークのプラチナ・パラジウムETF(上 場投信)が増加した。米イランの合意期待が支援要因になった。一方、米商品先物取引 委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、7月28日時点のニューヨーク・プラチ ナの大口投機家の買い越しは1万1635枚(前週1万2484枚)、パラジウムの売 り越しは4767枚(同5003枚)に縮小した。 【米民主党が率いる25州はトランプ新関税差し止めで提訴】 米民主党が率いる25州は、トランプ米政権が7月24日に発動した60カ国・地域 に対する関税措置は大統領の権限を超える違法な措置と主張し、差し止めを求めて米国 際貿易裁判所に提訴した。同関税措置を巡っては、米中小企業2社も差し止めを求めて 発効当日に提訴している。米最高裁は2月、トランプ米大統領が国際緊急経済権限法 (IEEPA)に基づき発動した広範な関税措置の大半を違法と判断した。新たな関税 は、他国の不公正または差別的な経済慣行に対抗することを目的とした通商法301条 を根拠としているが、米大統領による広範な適用は歴史的に前例がないとされた。 当面の予定(イベント・経済統計) 10日 ●南ア(振替休日) 国際収支(経常収支) 2026年6月(財務省) 11日 ●山の日 キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行) 米中古住宅販売統計 2026年7月(全米不動産協会) 12日 独消費者物価指数 2026年7月確報(連邦統計庁) 米消費者物価指数 2026年7月(労働省) 米財政収支 2026年7月(財務省) 13日 企業物価指数 2026年7月(日本銀行) 英国内総生産 速報値 2026年4-6月期(国立統計局) 英貿易収支 2026年6月(国立統計局) 英鉱工業生産指数 2026年6月(国立統計局) ユーロ圏鉱工業生産 2026年6月(EUROSTAT) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米生産者物価指数 2026年7月(労働省) 14日 ユーロ圏域内総生産 2026年4-6月期改定(EUROSTAT) ユーロ圏貿易収支 2026年6月(EUROSTAT) 米小売売上高 2026年7月(商務省) 米企業在庫 2026年6月(商務省) 米消費者信頼感指数 2026年8月速報値(ミシガン大) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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