円売りが主導、ドル円は159円に接近=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、円売りが主導する展開。ドル円は158円台後半へと上値を伸ばした。先週末の弱い米雇用統計後の下げを消すとともに、さらに159円をうかがう動きとなっている。クロス円も強含み、ユーロ円は183円台半ば、ポンド円は214円台前半まで高値を更新している。円安の背景には、介入観測ショックの反動、円売りキャリートレードの構造的な強さ、米金利の底堅さなど重層的な材料が指摘される。米雇用統計に関しても、失業率の改善や政府部門の雇用減などを指摘する声もあるなど、市場の解釈は揺れている。一方、ドルストレートは小動きで、ユーロドルは1.1548–1.1567、ポンドドルは1.3483–1.3507の狭いレンジ取引にとどまり、ドル指数は先週末の米雇用統計後のドル安が一服した程度となっている。NY原油先物は79ドル付近に高止まりし、欧州株や米株先物・時間外取引は各指数が高安まちまちとなっている。米10年債利回りは4.65%と先週末NY終値水準から離れずの推移となっている。 ドル円は158円台後半での取引。東京早朝の157.54付近を安値に、ここまで終日買われてきている。ロンドン時間には158円台後半へと買われている。足元では158.89付近に高値を更新し、159円に接近した。先週末の米雇用統計後の下落を完全に解消し、さらに円安が進行している。円キャリー取引など従来からの円安の動きが再燃したほか、12日の米CPIを控えたポジション調整の面も指摘される。 ユーロドルは1.15台半ばでの取引。東京市場からの1.1548-1.1567のレンジ内で推移しており、先週末NY終値1.1559から離れずの揉み合いが続いている。ユーロ円はドル円とともに円安が進行している。東京早朝の182.02付近を安値に、ロンドン時間には183.64付近まで高値を伸ばしている。この日は目立った経済統計に欠けており、円相場主導の展開となっている。NY原油先物が79ドル台半ばへと買われているが、ドル買い反応は限定的。 ポンドドルは1.35付近での取引。東京早朝の1.3483付近を安値にロンドン序盤に1.3507付近まで買われる場面があった。全般に狭いレンジ取引にとどまっている。ポンド円はドル円とともに円売りの流れが継続。東京早朝の212.27付近を安値に、ロンドン時間には214.43付近まで高値を伸ばしてきている。ユーロポンドは0.8574から0.8559へと軟化しており、ややポンド買いが優勢。原油高に反応した面が指摘される。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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