【これからの見通し】9月米利上げはあるのか、本日は米PPIに注目

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】9月米利上げはあるのか、本日は米PPIに注目

 今週は9月米利上げがあるのかどうかを探る週となっている。昨日の米CPIは市場予想通りの数字となり、インフレの伸び鈍化が示された。足元のCMEフェドウォッチでは9月利上げが34%、据え置きが66%となり、米CPI発表前の45%程度から確率が低下している。ただ、依然として3分の1程度の利上げ観測が残る状況となっている。

 市場反応については、米株式市場は利上げ観測の後退を受けて堅調な動きをみせた。米2年債利回りは低下している。一方、為替市場ではドル高圧力が根強く残っており、指標結果に素直には反応していない。

 本日は米PPI、明日には米小売売上高などの注目指標発表が控えている。その後、8月27-29日にはジャクソンホール会議が開催される。一連のイベントを通じて市場の9月金融政策見通しの精度が高まってゆくこととなろう。

 まずは米PPIに注目しよう。市場予想は前年比+4.9%(+5.5%)、コア前年比+4.1%(+4.7%)、前月比+0.2%(-0.3%)、コア前月比+0.3%(+0.2%)となっている。前年比は前回()内の数字から伸びが鈍化する予想。一方、前月比は前回から伸びが加速する予想となっている。市場の初動反応は前年比およびコア前年比の結果と市場予想との乖離度合いに応じたものとなりそうだ。また、前月比と前年比の方向性が一致する結果となった場合は、市場反応が増幅されそうだ。

 その他の経済指標発表予定は、ユーロ圏鉱工業生産指数(6月)、ブラジル小売売上高(6月)、米新規失業保険申請件数(08/02 - 08/08)など。米新規失業保険申請件数の予想は20.2万件と前回の19.9万件から小幅増となる見込み。

 発言イベント関連では、ハマック・クリーブランド連銀総裁の討論会出席(質疑応答あり)、バーキン・リッチモンド連銀総裁の金融政策についての講演(質疑応答あり)などが予定されており、最新の雇用および物価統計に対する見方が注目されよう。また、米30年債入札(250億ドル)が実施される。米株式市場ではアプライドマテリアルズ、タペストリーなどの決算が注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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